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アンドロイド育成計画
官能リレー小説 - ハーレム

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アンドロイド育成計画 2

アンドロイドを自分の好みの容姿にカスタマイズしてもらい、衣装を着せる「アンドロイドコスプレイヤー」からは、男性型商品の要望がメーカーによせられている。
そして、アダルト商品として使用を目的とする男性客を「変態」とバッシングしてネット上であからさまに貶すこともあった。
話題性のある商品でありながら、工業用ロボットよりも格安なのは、家事をこなせるほどの実用性、つまり家電品の機能としては役立たずだからである。
見た目重視で製作された結果、特注でカスタマイズされていないアンドロイドでも、かなりのバリエーションがある。
海外でも販売できるように日本人の容姿のアンドロイドだけでなく、白人バージョンもある。しかし、海外から発注されるアンドロイドは、アジア人バージョンが最も多い。
見た目だけなら人間と見分けがつかないアンドロイドだが、限られたスペース、たとえば室内を歩き回るか、それ以外は座りこんでいるかで、走ったりはしない。 
「準備完了」
ガイダンスのメッセージが流れ、セックスプレイプログラムを発動後、仰向けで股を開いて寝そべる。もし実行するならば、先に衣装を脱がしておいた方が脱がせやすい。アンドロイドを、セックスプレイ用で使用するのみなら、衣装を脱がせておくか、全裸姿のまま通常から使用すれば便利である。
「が、それも今日で終わる。アンドロイドの新時代の幕開けだっ!」
自宅のパソコンから某大国のメインサーバーまでつないだハッカーが、才能と情熱を注ぎ込んだのは「欠陥品のお人形さん」とネットで非難されてきたアンドロイドのプログラムを補完するプログラム開発であった。
すべてのアンドロイドの肛門の位置に隠されて、本体のロボットにプログラムをインストールするためのコネクターがある。
「本体のデータ管理量の空きは問題なし、と」
一般パソコン用の情報転送用のコネクターをセックスプレイプログラムの「準備完了」のポーズのまま押し込むと、試作のプログラムを
とあるフリーターの青年がインストールを始めた。
・笑顔と無表情の二つの表情の発動
・特殊な動作の発動と停止
「インストール完了しました」
音声ガイダンスのあとコネクターが自動で外れてベットの上に押し出されてきた。
「これは、思ったよりも……いい」
その音声をキャッチしたアンドロイドの無表情が、にこりと笑顔になる。三秒以内に元の無表情にランダムで戻る。
男性用のがばがはのワイシャツ一枚のアンドロイドが両膝をついて、ベットに座った「御主人様」のローションを塗ったぺニスを、しこしこと、上下にしごいている。
奉仕を受けている青年が声を上げるたびに、アンドロイドが表情を変える。
何も音声は流れない。
しこしこしこしこしこ。
アンドロイドの人工皮膚の質の良さが本領発揮といったところだ。
「もう出そうだ……命令する、休憩っ!」
アンドロイドの手の動きが止まるまでに20秒ほどの時間差があった。アンドロイドは笑顔を浮かべたあと、手の動きが減速する。
「ううっ、はぁ、はぁ、あー、顔にぶっかけてしまった」
ぺニスから手を放した床にぺたりと座り込んでいる無表情のアンドロイドに着させたワイシャツと顔に精液が飛んでかかっている。
「緊急停止のプログラムだと握ったままはなさないと困るからなぁ」
青年はぼさぼさにのびた自分の髪をかきながら、つぶやくと濡れたタオルでアンドロイドの顔を拭き、ワイシャツを脱がせた。

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