牝の惑星 6
最後まで言わせず、伸也はネスカの唇を奪う。
口内を舐められながらネスカは戸惑う。
こんな男、その気になれば突き放すことも舌を噛み千切ることも簡単なはずなのに、どういうわけか振りほどけない。
動悸は激しく呼吸は乱れ、身体が妙に火照っている。
そのくせこの男に身体をまさぐられるたび、感じたこともない感覚がして力が抜けていく。
一体自分はどうしてしまったのか。
この男に変な術でもかけられたのか?
ネスカはそう思わずにはいられなかった。
「き、さまぁ・・・っ!私にっ・・・何を、し・・・ひゃああぁっ!?」
「何?何って・・・オマエを抱こうと尻や胸をもんでるだけだけど?」
「ふ、ふざけ・・・るなぁ・・・!
そ、それだけで・・・こんなになるはずっ・・・!」
最初伸也はネスカが何を言っているかわからなかったが、彼女の反応や様子を見ているうちに相手の言いたいことが何となく伝わった。
同時に伸也はこの女をかわいらしく思う。
たぶん彼女はリリーラと同じく、性的な行為はこれが初めてなのだ。
おそらく自慰をしたことさえないのだろう。
そんな女が快楽を味わえばビックリするのも当然だろう。
ならばもっとこの女たちを辱めてしまえ・・・。
本能がこの世界の王となった伸也にそうささやく。
無論、伸也もそれに逆らうつもりはなく。
少しネスカで遊んでやろうと彼女の身体をいじりながら口を開いた。
「わかってないな、ネスカ。
すでにおまえの、いやこの世界の女たちの身体は俺専用にカスタマイズされてんだよ」
「か、かすたまいずぅ・・・っ?」
「オレなしでは生きていけないってことさ」
「ひゃうっ!?」
伸也はそう言うと、ネスカの胸を両手でぐいと持ち上げた。
小ぶりなメロンほどもある大きな胸は、重力に従い、伸也の手の中でひしゃげてしまう。
「見ろ。この不必要に大きい胸を。
おまえ、今まで不思議に思わなかったか?
リリーラを、国を守るためにこんな大きな胸なんてジャマで仕方なかっただろう?」
「う、うう・・・んッ!?」
「それに、この乳首」
「ひっ・・・ひゃぐぅッ!?」
伸也は右の乳房から手を離すと、震える胸の先端を器用にキャッチする。
それだけではない。つかんでいる左手も乳房を伝って乳首をつまむ。
すでに限界までコリコリになっていた敏感な乳首をつかまれ、ネスカは悲鳴を上げた。
「見ろ、こんなに硬くしこって。いいか、女の乳首ってのは女の感じる大事なポイントの1つなんだ。
それがこんなになっているってことは、おまえの身体がオレを受け入れているってことなんだぞ?」
「ひっ、ひいぃ・・・!だ、ダメッ!?
そ、そんなに強く乳首をつまむなぁ・・・ッ!?」
しかし伸也が懇切丁寧に説明しても、ネスカはそれどころではないらしい。
初めて味わう快感の嵐に飲み込まれまいと、必死に理性の小船にしがみついていた。