PiPi's World 投稿小説

秘密結社チョメチョメ団。
官能リレー小説 - ハーレム

の最初へ
 -1
 1
の最後へ

秘密結社チョメチョメ団。 1

俺の名前は佐藤タカシ年齢は21歳だ。名前からして皆俺をどこにでもいる普通の青年だと思うだろう。

だが、俺は普通じゃない仕事をしている…
その仕事と言うのは…。

「あっはーっはっはっは!今日こそこの東京の街は秘密結社チョメチョメ団が頂くわよ!」

そう、実は俺は世界征服を企む悪の秘密結社『チョメチョメ団』の一員なのだ!

そして今高笑いしながら東京制圧を断言したのは俺の上司であり組織の幹部『ローズ』様である。
ローズ様は高身長でボンキュッボンのダイナマイトボディ持ちのパツキン美女である。
「何をしている!早く働かないか戦闘員共!」
「「「キーー!!」」」

ローズ様の身体に鼻を伸ばしていた俺ら戦闘員にローズ様は少しキレ気味に命令した。

「キー!!」

俺達戦闘員は武器を持ち建物を壊したりし始める、あと何故「キー!」しか喋らないのかはそう言う決まりがあるのだ。

俺達戦闘員は黒い覆面を被り人前では喋らず奇声のみを上げるのが組織のルールだ。戦隊モノなどのお約束だな。

「あっーはっはっはっ!政府は直ちに武器を捨て我らチョメチョメ団に降伏するのよ!」

ローズ様が高笑いをしていると…。

「待ちなさい、チョメチョメ団!貴方達の好きにはさせないわ!」
「むっ!?その声は!?」

やはり来てしまったのか…!

「私達スーパーヒロインチーム!『ラブキュア』が来たからにはもう好きにはさせないわ!」

この小娘共は俺らの邪魔をするラブキュアだ。ラブレッド、ラブブルー、ラブイエローの三人で構成された正義のヒロインチームだ。

「チィィィッ!また出たわねラブキュア!お前達やっておしまい!」
「「キィーー!!」」

俺ら戦闘員達はローズ様の命令でラブキュアに襲いかかるが…。

「ブルー、イエロー!来るよ!」
「私に任せてください!サンダーフラッシュ!」

イエローの手から稲妻の光線が発射され俺達に直撃する。

「「「ぎゃーーーーっ!!!!」」」

「(やっぱりね…俺達が勝てるわけないんだ…)」
俺達は黒焦げになりその場に崩れ落ちた。しかし奴らは容赦はしてくれない

「次は私よ!アクアトルネード!!」
「(も、もう勘弁してくれよ…!)」

ラブブルーは魔法(?)の力で指先から渦潮を作り出し渦の中に巻き込まれる
「「「うぎゃ〜〜〜〜〜〜!!!やめてくれ〜〜!?」」」

俺らは堪らず叫ぶもはや組織のルールなど守っている余裕などなかった。

「とどめだよ!必殺、ラブマックス光線!!!!」

ラブレッドが両手を合わせてハートマークを作るとラブマックス光線なるハート型の光線が我々向かって発射された。

ドガァーーーン!!!

「覚えてなさいよ〜〜!!ラブキュア〜〜〜!!!」
「「「キ〜〜〜……」」」
「(はぁ…まただよ…またこれだよ…)」

ラブマックス光線がローズ様と俺達戦闘員に直撃し俺達は空の彼方に吹っ飛んでいった。
俺達は街で暴れる→ラブキュアが来る→負けて飛んでいくをここ一年近く俺達は繰り返していた。
「ローズ様、戦い方変えたらどうですか?」
「何よ、『チョメチョメ団』のやり方に文句あるの?」
「勝たなきゃ意味ないですよね?どうせジュネーブ条約とかも関係ないし」
「どうしろって言うの?生意気ついでに聞いてあげる」

個人的には、負け戦も悪くない。ロッカー室で威張っていた体育会系崩れや元ヤンも次々病院送りや実験室行きで減っていった。
喫煙室にいるローズ様に俺の考えを提案する。

「暴れるより先に、ラブキュアを追い詰めるんです。つまり…」
「容赦ないわね」
「悪の秘密結社じゃないですか、手段なんか選んでられないですよ。ローズ様だって、出世したらSMクラブで仕事しないで済みますよ」
「ど、どうしてそれを…」
「みんな、悪に憧れてここにやってくるけど、副業でもしないと食っていけないじゃないですか。でも、今回はそれも生かしてラブキュアの正体に迫るんです」

SNSでこの小説を紹介

ハーレムの他のリレー小説

こちらから小説を探す