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ハーレムクエスト
官能リレー小説 - ハーレム

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ハーレムクエスト 2


クローエの両瞳が剣呑な光を帯びる。そのまま勇太を睨むと、氷河のような声音で言った。
「おととい来なさい。金で女を釣ろうなんて下郎のすることよ。」
その眼光と声音に勇太の背筋が凍る。勇太は思わず後ずさった。
「ごめんなさい・・・」
「そのお金は受け取らないであげるから、もっと心根を磨いて出直してきなさい。」
恐怖と落胆の表情を浮かべて勇太は去っていった。
(てっ諦められっかよ!)
しかし、去ったとみせかけて勇太は店に戻る。

「クローエ、忘れ物したんだ」
「なに忘れ物?」
「うん、これみてくれるかなぁ〜」
「そのぼろい杖…」
店に入ってきた勇太にクローエは厳しい目で睨むが、忘れ物したという勇太の話を聞くと。
忘れ物とはなんなのかたずねると勇太は一本のぼろい杖をクローエにみせる。

「ああ…!!!」
「成功だ(デス・マウンテンの洞窟でみつけた催眠術の杖は効果覿面だな〜)」
ぼろ杖を見た瞬間、クローエの目は虚ろになる。
勇太がクローエにみせたボロ杖は催眠術の杖と言うレアアイテムである。
そのレアアイテムを勇太がみつけたのは『デス・マウンテン』でダークドラゴンを倒す前に隠し洞窟で見つけたのである。
もしも、クローエを物に出来なかった保険の為に隠し持っていたのである。

「クローエ命令だ。今日は店じまいしろ。そして、俺の宿で俺の相手をしろ」
「かしこまりました。御主人様…」
クローエは勇太の命令で酒場を早めに店じまいさせると。
勇太はクローエに連れて行かれて、彼の泊まる宿に向かった。

「クローエ、セックスするぞ。まずは脱げ!」
「はい、御主人様」
服を脱ぐとクローエの巨乳がぷるんと解放される。
「へへへ、この巨乳を一度拝みたかったんだ」
そう言って、勇太はクローエの乳首にむしゃぶりつく。
熟れた、という表現がしっくりくる柔らかな乳房の感触に酔いしれる。
そして、存分に豊乳を味わうと、勇太は冷静になって全裸のクローエに命令を下した。
「これから、お前とセックスする訳だが、その前に土下座で愛人にしてくれってねだってもらおうか」
勇太の命令はあまりに下衆な内容である。本来のクローエであれば、死んでも従うまい。
だが、その価値観を捻じ曲げる程に、催眠術は力を持っていた。
この杖の力は所有者のレベルによって上下する。そして、デス・マウンテンを踏破した勇太の力はいまや『トランペッタ』でも指折りのものだった。

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