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悪の美少女組織日記
官能リレー小説 - ハーレム

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悪の美少女組織日記 2

その全てに目を通す、幼いころスラムに捨てられた少女。夜逃げした両親の負債から逃げ続けスラムにたどり着いた少女。没落した貴族の娘。どの娘も個性が有りそして美しい。とても誰かは選べない、戦闘員は多いことに越した事はないし全員買ってしまおう。後は彼女達を運ぶための大型装甲輸送車と食料や日用品、武器なども買かった。
「お買い上げ有り難う御座います」
「あぁ今後とも宜しく頼むぞ」
大型装甲輸送車は某軍事大国の最新鋭でこれもドタキャンされて保管に困っていたのでこの国の払い下げ品よりはお買い得であった。品物の搬送準備もあるので時間が少しある。
「若旦那は何をされるのですか?」
「さあな……これから決めるさ」
この国で史上最悪の鉱山事故は当時の八神家を没落させるには被害額が甚大であり麓の町を疲弊させスラムを呼びこんだきっかけを作り、先日鬼籍になった親類はその後始末に追われつつも孤児になった俺を引き取って可愛がっていた。彼は顔こそ出さなかったが色々と批判されこの前の葬式も寂しいものであった。
「建築資材、建機と専門家って顔が利くか?」
「八神の若様、私に揃えられない商品はありませんよ。恐らくあの立て坑を利用する気ですな」
「そうだ、専門知識はあるが実践となるとなぁ」
グランドマスターは部下に指示を飛ばしつつも俺と談笑する。
「あんたさぁ何をさせる気だ?」
「王 鈴花か……とりあえずはヤク漬達磨ワイフではないから安心てくれ」
彼女は幼い頃にスラムに捨てられており偶々通りかかった男が育ての親になった。その親はスラムでも指折りの実力者であったがこの前の抗争時に死亡、彼女はそのまま対立していた連中により商品にされたが取り扱いに困っていたのである。因みにヤク漬け達磨ワイフって言うのは手足を完全に切断してダッチワイフにする事だ……ヤク(=覚せい剤)漬にする事で相当に感度が上がるが待っているのはショック死か穴が緩くなって使い物にならなくなった時の廃棄処分と言う末路のみ。
「悪の組織って何をする気だい?」
「それをみんなで考えたいのさ」
「変な奴」
「君の事は書類で知っている、みんなに銃や刃物の使い方を教えてほしい」
彼女は、幼少の頃から育て親の手足として戦闘技能を叩き込まれている。只のゴロツキや流れ者の不法移民等の他の美少女を短期間で使い物になる戦闘員に鍛える、役割を担うには、これほどの適任は居ない。数の多い敵戦闘員や警察、単体が強い改造人間等の生物兵器や強化スーツ等との工学兵器との戦い等で、安価な戦闘員は非常に重宝するが、戦闘員用に訓練された人材は、高価で大量には、揃え辛い(美少女という縛りが有るから尚の事、困難)。そこで比較的安価で手に入る手付かずの訳あり美少女達を彼女の技能を使い鍛えて行こうと言うのだ。
「まぁ、達磨にされるよりは、ましか…分かった引き受けるわ」
当人も渋々引き受けてくれた、最も彼女に拒否権など無いに等しいのだが。荷物の運び込みも終わり、建築や資材の目処も立ったので、グランドマスターのアジトを後にした。

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