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先祖がえり
官能リレー小説 - ハーレム

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先祖がえり 72

「あ・・・! 加奈ちゃん、いいこと?よく聞いてね?」

急に真剣な表情になって加奈の目を見据える。

「は、はい。 ・・・どうされました?」

いきなりのことで戸惑う加奈だが、話を聞く体勢になる。

それを見た留美は一つ頷くと

「・・・さっきコタちゃんとエッチしたんだけどね?」

いきなり加奈にとっては衝撃的な言葉から話を始めた。

「えぇ?! そ、そんな!ずるいです!留美様!!」

狐太郎が暴走した日、約束を交わした3人であったが、エッチとなれば話は別だ。悔しい。ものすごく羨ましくて悔しい。

しかし留美は加奈の口を慌てて抑える。

「ちょっと、静かに・・・コタちゃんが寝てるのよ・・・?」

狐太郎の眠りは何があっても妨げてはいけないことを思い出し

「あ・・・も、申し訳ございません・・・」

素直に謝る加奈。

「・・・いいかしら?それで、話はまだ終わってないわ。」

「・・・はい。」

「その時のことなんだけど・・・コタちゃんのエッチ・・・一言で言うと『ヤバい』わ。」

「ヤバい・・・と申されますと?」

よく意味が分からない。加奈は留美に真意を問う。

「・・・コタちゃんが暴走してから初めてエッチしたことになるんだけど・・・コタちゃんのテクニックも半端じゃなくなってるわ。それになかなか射精しないの・・・」

「・・・と、いうことは・・・」

「ええ・・・気をつけないと私のように『戻ってこれないほどイカせられまくる』わ・・・」

「そ、それで気絶なさっていたのですか・・・?」

やっと話のつじつまが合った。納得した様子をみせる加奈だが、その一方で不安と期待が入り混じった顔をする。

それを察知した留美は釘をさす。

「あ、今『体験してみたい』と思ったでしょ。確かに気持ちいいのは気持ちいいわ。それも尋常じゃなくね。でも・・・」

「・・・でも?」

「・・・本当に・・・戻ってこれなくなるわよ?」

その留美の一言に生唾を飲む加奈。それが意味するのは期待か恐れかは分からないが・・・

「とにかく、もし今後コタちゃんとエッチすることになったら気をつけなさい。コタちゃんも容赦してこないわ・・・」


そこまで話した時

「・・・ん、んん〜?」

狐太郎が目を覚ます。今回はそれほど長く眠っていないせいか、寝ぼけた様子も無い。

「あ、コタちゃん。目が覚めた?」

「ご主人様、おはようございます。そろそろ食事の準備が出来ますよ?」

二人は狐太郎に挨拶をする。狐太郎の方も

「あ・・・おはよう、お姉ちゃん。加奈。」

笑顔で挨拶を返す。続けて

「お姉ちゃん、さっきはすっごく気持ち良かったよ。またしようね?」

そう言って留美の胸に頭を寄せて甘える狐太郎。

それをあやしていた留美だが、夕食ができると聞いていたので

「コタちゃん・・・ご飯にしましょう?それに、お姉ちゃんも服を着替えたいわ?」

いつまでも裸でいると風邪をひいてしまう。すると狐太郎は素直に

「うん!わかったよ、お姉ちゃん。じゃあ僕はお部屋で待ってるね!」

そう言って留美を離す。

すると留美は

「・・・じゃあコタちゃん。出来るだけ早く来るから、ちょっと待っててね。」

そう言って部屋を出る。

その時何かを敏感に察知した加奈も

「・・・ではご主人様、私も夕食の準備を手伝ってきますので。」

そう言って後を追うように退室していった・・・




自分の着ていた服を小脇に抱えて小走りで自分の部屋に向かう留美。

加奈はその様子を気づかれないように追っていた。

そして留美が部屋に入ったことを確認すると間髪をいれずに加奈も部屋に入る。

「・・・留美様。」

「?!  か、加奈ちゃん・・・おどかさないでよ・・・」

しかしその様子はどこか秘密を隠している様子だ。

加奈はそれにほぼ気がついていた。

「・・・留美様、失礼。」

そう言うと加奈は留美に近づき

―――――――モニュニョン!

裸のままの留美の胸を鷲づかみにした。

「ひゃぁぁん!! な、なにかしら?加奈ちゃん・・・?」

やはり焦った様子の留美。この時加奈は確信した。

「・・・留美様、また大きくなられましたね?」

「!!!!」

ギクッとした様子の留美。どうやら図星らしい。

「・・・暴走した後のご主人様の最初の精液です・・・さぞや効果があることでしょう・・・」

加奈は恨めしそうに留美の胸を揉んでいく。

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