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異国でハーレム
官能リレー小説 - ハーレム

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異国でハーレム 2

しかし終戦となり、日本軍は引き下げねばならなくなった。代わりに、かつて島を支配していた国の軍隊が戻って来るという。落胆する現地人達に日本軍の隊長は言った。
『ここはあなた達の祖国でしょう!?また植民地に戻って良いんですか!?今こそ祖国の独立を勝ち取るために銃を取って戦う時です!』
島の人々は驚いた。友好的だったとはいえ、一応は島を占領していた軍の司令官の口からそんな言葉が出て来るとは思わなかったからだ。族長は言った。
『我々だって悔しいが、相手は武装した軍隊だ。我々には武器も無ければ戦い方も銃の扱い方も分からない。勝ち目は無い…』
『我々の武器を使えば良い。どうせ敵に没収されるぐらいなら持って行ってください。日本の降伏後、あなた方が我々から奪ったという事にしてね…。さらに軍事顧問として、私を始め数人の将兵が島に残ってあなた方を指導します。皆、有志で残って島のために戦う事を決意しました。銃の使い方から軍事戦略まで全て教えて差し上げましょう』
『本当か!?何だかやれるような気がしてきたぞ…!』
かくして島の人々は宗主国軍相手に善戦し、ついには独立を勝ち得たのだった。族長は隊長に言った。
『お前達のおかげだ。ずっとここに残って我々の王として島を治めてもらえないだろうか?』
『いや、私には日本に残して来た妻と子がいます。私は帰らねば…。その代わりに私の子孫が…そう、だいたい私の曾孫あたりの代に再び島に戻って来るでしょう』
『そうか、それは残念だ…ならば我々はお前の曾孫に王の座を用意して待っているぞ』

………
……


「…という訳で、その日本軍の隊長というのが洋一殿の曾祖父、外場洋平少佐なのでございます」
「そ…そうだったんですか…(曾祖父ちゃん…テキトーな事言ってごまかそうとしたんだな…)」
だが、彼らの方はちゃんと覚えていたという訳だ。
「…それじゃあ、あなたが現在のハーレミア王国の長なんですね?」
「違います。私はこう見えても日本人…かつて外場少佐の部下として島の独立の為に共に戦った一人、伊達駿之助と申します。私は独立後も日本に帰らず、島に残ったのです」
「そ…そうだったんですか…!」
洋一は改めて老人を見た。そう言われれば確かに日本人だ。
「や!そんな事を話している内に、もう見えて参りましたぞ。あれがハーレミア王国でございます」
老人が指差す窓の外を見下ろしてみると、眼下に大きな島が見えた。島の中央の丘陵には宮殿と思しき建物と庭園、その周辺は塀と堀で囲われている。これが王宮なのだろう。その外の南側には市街地が広がっており、北側は一面緑の密林地帯だ。
「これがハーレミア王国…!」


洋一は謁見の間に通された。学校の体育館ぐらいある大広間だ。中央に赤い絨毯が敷かれ、玉座へと続いており、両脇には正装した近衛兵(なぜか全員が女性)が等間隔に並んでいる。
玉座には洋一より2〜3歳ほど年上と思しき美女が腰掛けていた。
この国の人々の特長なのであろう、健康的な小麦色の肌に純白のドレスを身にまとい、軽くウェーブのかかった黒い豊かな長髪の上には宝石を散りばめた金細工のティアラを戴いている。美しく整った目鼻立ちもさることながら、洋一の視線を釘付けにしたのは確実に胸囲150cmは超えているであろう巨大な胸の膨らみだった。しかもノーブラらしく、はちきれそうなドレスの胸元の膨らみの頂点には乳首がピンと浮かんで見える)。
美女は立ち上がって両手を広げ、洋一に言った。
「よくぞいらっしゃいました、ヨウイチ・ソトバ様。私はハーレミア王国の国王代理、シャーラ・ド・ハーレミアです。我が国の建国の英雄、ヨウヘイ・ソトバ様とのお約束に従い、あなた様をハーレミア王国国王としてお迎えいたします」
「ど…どうも…」
洋一はそれだけ言うのが精一杯だった。

「ふぅ〜、緊張した…」
謁見を終えた洋一は与えられた部屋で休んでいた。
すると扉がノックされ、向こうからシャーラの声がした。
「ヨウイチ様、よろしいですか?」
「あ!ど、どうぞ…!」
「失礼いたします…」
「……っ!?」
部屋の中に入って来たシャーラの服装を見て洋一は唖然とした。
先ほどの謁見時はいかにも“女王様”といった感じのドレスだったが、今はまるで違う。
胸を隠しているのは、かろうじて乳首だけを覆い隠せる小さな三角形の布を細い紐で繋いだ胸当て(俗に言う紐ブラ)のみ。下はフンドシのような腰布に、脚には編み上げられたサンダルのような物を履いている。
典型的な南国スタイルだった。
「ず…ずいぶんラフになりましたね」
「あのドレスは外国のお客様をお出迎えする時や式典の時だけ。普段はこの服装ですわ」
「そうなんですか…(高校生男子には刺激強すぎるよ)」
洋一は気付かれないように股間を押さえてイスに深く腰掛けた。アソコが立ち上がって来たのだ。

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