淫蕩王伝 118
「いや! いやー! やめてよ!」
金切り声を上げる女の子をうざく思ったリュージュは思い切りほほをぶった。
「ぐぇ!」
女の子のほほが赤くそまり、地面に白い物が飛んでいった。
少女の奥歯だった。
「ひっ……、ひぃ」
恐怖におののく少女は奥歯を折られた痛みも忘れ、声もあげずにリュージュを見る。
「やっとおとなしくなったか。さ、僕と一緒にきもちいいことしようね。これは君たち寒村に新しい血をいれる大切な行為なんだ。僕も君みたいなガキとセックスなんかしたくないけどさ。我慢してあげる」
ズボンをおろし、勃起した一物を取りだす。少女はまだなにをされるのかわからず、瞬きもせずに彼を見る。
「い、いや、おにいちゃん、ひどいことしないで……」
搾り出す声も興奮したリュージュには届かない。
リュージュは前戯もなしに小さな割れ目に自分の物を突き入れた。
「ぎひぃ! ぎゃぁ! いたい、いたい、いたい! たすけて! おかあさん!」
無理やりねじ込まれる一物に悲鳴を上げる少女。
「ん? こら、暴れるな!」
少女の髪をつかみ、地面に押し付ける。
「ぐぅむぅ! ぐぐぅ!」
その間もリュージュはピストン運動を続けていたが、まだ性行為に早い彼女の体ではたいして快感を得ることもできそうにない。
「ちっ……。やっぱガキじゃだめだな」
濡れることもなく、きつくしめられるだけの性行為に飽きたリュージュは、少女から一物を引き抜くと、路傍の石ころのように蹴飛ばす。すると処女の首はおかしな方向に曲がってしまった。
「きゃ、きゃー!」
少女の悲鳴を聞いたのだろう、母親らしき女性がやってきて声を上げた。
「お、やれそうなのいんじゃん! らっきー!」