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淫蕩王伝
官能リレー小説 - ハーレム

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淫蕩王伝 117

 久しぶりに見る村の明かりにリュージュは走り出していた。
「あ、まってくださ〜い!」
 駆け出す彼に遅れまいとアナシアもスカートのすそをつかんで走り出す。
******


「すいませーん! 誰かいませんか? 旅人なんですが〜、宿を貸してくれませんか〜」
 村へとたどり着いたリュージュは安心のせいか、なれない山歩きの疲れがどっと出た。
「はぁはぁ……。誰か、お水を……」
 アナシアも息も切れ切れになりながら、よろよろとリュージュのあとに続く。
 そんな彼の問いかけに戸が開く。
「こんな時間にどなた?」
 ドアを開けてやってきたのはまだ幼い子供だった。ナイトキャップを被ったその子はおしっこに起きたのだろうか、ズボンからすそがはみ出していた。
 
 −−お、女だ……。
 最近女を抱いていないリュージュは、年端もいかない女の子を見て勃起していた。
 そしてアナシアの言葉を思い出す。
『リュウジュさんほどの方の血であれば、歓迎されることはあっても、疎まれたりすることは無いはずです』
 −−そうだよな。僕ぐらいの血ならこの村でも歓迎されるよな! よし、そうと決まれば膳は急げだ!

 リュージュは女の子に向かって飛び掛ると、そのまま寝巻きを引きちぎる。
「い、いやー! やめて! おかーさーん!」
 夜空に響く女の子の声。
「おら、だまれ! 今外の血を注いでやるんだ! これでお前らの村も安泰だろう!」
 久しぶりの性行為にありつけることで興奮したリュージュは我を忘れていた。

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