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淫蕩王伝
官能リレー小説 - ハーレム

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淫蕩王伝 115

ただただ、リュウジュは泣き続けていた。

純一が見せた動画は、それだけ深くリュウジュを打ち据えていたのだ。

神官としての慈愛の心と、リュウジュへの淡い恋心が、アナシアの心中に深い憐憫の情を沸きあがらせる。

「可哀想なリュウジュさん・・・」

アナシアは自分も泣きたいのをこらえ、リュウジュを正面から抱きしめた。

豊かな乳房が優しく彼の顔を包む。

「ううっ・・・ううっ・・・」
「リュウジュさん、しっかりしてください。」
アナシアは彼を優しく抱きしめ続けていた。

アナシアに抱きしめられたまま、リュウジュの嗚咽の声はいつまでも続いていた・・・・・・・・・

「リュウジュさん・・・」


アナシアの瞳に決意の光が宿る。

「神よ、この若者を救う為に、お許しください。」

厳かな声で、言ってアナシアはリュウジュから離れると神官服の胸元をはだけ、巨乳をあらわにした。

「元気を・・・出してください。」

素早くリュウジュのペニスを取り出し、まだ萎えていたまま胸の谷間に挟み込む。

ゆっさゆっさむにゅむにゅとアナシアの両手が自らの乳房をこねると、リュウジュの股間に力が戻ってきた。

力強さをみなぎらせ、逞しくそそり立つ剛根。

アナシアの巨乳でも先端が飛びだすその剛根の先を、アナシアは咥えた。

パイズリフェラだ。

ちゅばちゅばむにゅむちゅむにゅちゅば・・・・・・

唾液に濡れ、胸の中で滑らかに滑る剛根に奉仕しながら、アナシアは剛根からたちこめる男の香りに、しだいにくらくらとしてきた。

言ってしまえば、既にアナシアはリュウジュの剛根に魅了されていたのだ。

「アナシアさん!」

ようやく事態に気づいたリュウジュが叫ぶ。

「今は・・・心を休めてください。」

彼を見上げて微笑んで、アナシアは優しく言った。

「でも・・・」

「心に苦しみを負った方の支えになるのも神に仕える者の使命ですよ。」

その微笑みは、慈愛に満ちていて。

リュウジュの心の奥深くの何かに優しく触れた。

「アナシアさん・・・。」

その間もアナシアはパイズリの手を止めない。

むちゅぬちゅ・・むにゅむにゅ・・

さらに、再び剛根の先端を口にして、舌で刺激する。

優しく舐めたり、つんつんと軽く先端をつついたり、初めての割には巧妙だった。

神官としての慈愛の心が、経験の不足を埋めたのか。

「アナシアさん、気持ちいい・・・。」

リュウジュにも彼女の慈愛の心が伝わってくる。

そんな優しいパイズリフェラに、リュウジュの心に力が、股間には生命のマグマが滾って来る。

「アナシアさん、僕、もう出ちゃう!」

それを聞いたアナシアは唇で亀頭をしっかりと包み込むと、舌と胸の刺激を強くした。

見上げるアナシア、見下ろすリュウジュ。互いの視線が交錯し、タイミングを掴む。

「ううっ!イくっ!」

どっくん、どっくん、どっくん、どっくん・・・・・・

リュウジュの剛根がアナシアの口の中で盛大に快感のマグマを吐き出した。

剛根が脈動するたびに、全身を貫くような快感が彼の身を打つ。

アナシアは、自らの口の中にとめどなく吐き出されてくる、力強い白濁を美味しそうにごくりごくりと飲み込んでいた。

「気持ちよかった・・・ありがとうアナシアさん。心の闇が晴れたよ。」

リュウジュは心底からの笑顔と共に、感謝に満ちた声音で言った。

ちゅちゅ・・・と、残っていた精子を吸い取ると、アナシアは剛根から口を離した。

そして、優しい微笑みとともにリュウジュを見上げて、言った。

「よかったです。やっぱりリュウジュさんにはそんな晴れやかな笑顔が似合いますわ。」

「ありがとう。じゃ、みんなを探そう。」

決然と、リュウジュは言った。

「はい!」

晴れやかにアナシアは答え、こう思った。

リュウジュさん、今までとは何かがいい方向に変わったみたいです。


リュウジュの決意の固さを示すように、剛根はますます硬くそびえ立っていた。

「ねえアナシアさん。」

穏やかだがしっかりした声音でリュウジュは尋ねた。

「はい。何でしょう?」

「純一は知らないって言ってたけど、他の皆がどこにいるかわからない?それと、今日はいつなの?」

するとアナシアの表情が曇った。

「私は・・・神官ですから、1人住まいができる部屋に軟禁されていたのですが、おそらく他の方は投獄されているのではないでしょうか。実際のところ、私にもわからないのです。ところで・・・。」

悲しげに答えたアナシアは、反問した。

「今日がいつとはどういうことでしょう?まさか頭を怪我して記憶をなくされたとかでは?!」

悪いほうに想像してしまったアナシアはやや慌てていた。

「頭に怪我してなんかいないよ。ただ、実は昼も夜もわからない牢獄にぶち込まれていたから、日付の感覚が麻痺してるんだ。」

その言葉にアナシアは明らかにほっとした様子で、答えた。

「そうでしたか。私たちが捕まったのはちょうど10日前です。」

「10日か・・・ライアさんたちには酷い目に遭わせてしまった・・・10日?!10日っていったよね?」

何かに思い至ったらしく、リュウジュはアナシアの両肩を掴んで問い質す。

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