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淫蕩王伝
官能リレー小説 - ハーレム

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淫蕩王伝 108

 守の陰茎は仮性包茎。勃起時に亀頭が露出し、醜いだぶついた皮と白い恥垢が、紅音は苦手だった。けれど、それを口ですると言ったのは、他ならぬ彼女。鈴口から零れる守の我慢汁を舌先で掬い、味わう。苦味とぬるっと絡みつく。つばで無理やり飲み込むも、喉に絡まるようで気持ち悪い。正直なところ、守の不快な部分が凝縮された場所だった。
「あむちゅ……ぺろぺろ……んチュ……はむはむ……」
「うぅ……ん……」
 彼女は意を決し、それを口いっぱいに頬張った。
 熱く脈打つ彼のモノ。視覚、嗅覚、味覚のどれをとっても嫌なのに、彼が快楽に呻く声を聞くと嬉しかった。自分の行為で感じてくれている。それが彼女に充実感を与えていた。
「むちゅ、べろべろ、はむ、あむんちゅ……ちゅっ……」
 だぶついた皮を丁寧に舐め上げ、仮首をミライのざらりとした感触で撫でると、鈴口からどろっと大量に我慢汁が溢れてきた。舌先に広がる苦い粘液に戸惑うも、その滑り具合で彼の敏感なピンクの亀を弄る。
「ん、んん!? はぁ……はぁあぁ……」
 大きく息をつく彼に手ごたえを感じ、そのまま舐り上げる。
「んべろべろ、ちゅっちゅっちゅ……べろっちゅ……ちゅ……」
 唇を窄めて筋張った部分にキスをする。そのまま吸い付き、舌先でくすぐる。
 守はびくびくと陰茎を脈打たせ、彼女の「じょうず」な口淫に酔いしれていた。
「ね、どう? 私、じょうず? ね、じょうずでしょ……? んふふ、あーあ、こんなに我慢汁垂らして、お漏らししてるみたい……んふふ……ん!? え、あ、ちょっと、ダメ……舐めちゃ………………やっ……」
 守は愛液でひどく滲んだクロッチにちゅずっと吸い付いた。彼女のフェラチオにまた噛まれないかと心配だった彼は、たどたどしい口淫が一息つくまで不安があった。もし、彼女のお遊びの途中、下手に愛撫したとしたら、自分の息子がどうなるかわからないからだ。
「べろ、ちゅ……っふぅ……紅音のここ、美味しいよ……ちゅ……ず……」
 粘液を音を立ててわざとらしく吸う守。
 紅音は下半身から発せられる快楽信号にいつの間にか上半身を起こし、わなわなと唇を震わせる。
「や、だめだめだめ……、まもる、そんなとこなめちゃやぁ!」
 指とは違う暖かい舌先。愛液を吸い上げる音と、それを飲み込む喉の音。彼に自分の恥ずかしい部分を舐められ、さらに滴るものまで啜られる。
「やん、やだやだやだぁ……あふぅ……んっふ! ふぅふぅ……ふぅううう……」
 興奮した動物のように唸る紅音は、彼の顔面にぺたんと腰を下ろし、されるがままに唇を合わせていた。

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