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イヤホンから聞こえるのは音楽でも歌でもなく優生的な声で会った。
それは会話や朗読などではなく、かみ殺したようなうめき声であった。
げんなりしていた武の表情が一瞬強張った。
「武タン、いい声出すよね」
武は射るような目で棚井を見た。
「こっちで話そうよ」
そう言って棚井は歩き始め、武はその後を着いて行った。
行きついた先はどんな新しいどの学校でもある資料室と言う名の倉庫であった。
「すごいよね武タン。女の子みたいな声をだして」
「先輩は何を言いたいんですか?俺のチ○コが見たいならそう言えばいいじゃないですか」
「僕が興味あるのはパンツの中身なんだよ」
「これですか?」
そう言って武はペニスを引っ張り出した。
「フフフ。皆はチ○チ○で立ち止まっちゃうけど僕は違うよ。そのさらに奥に何かあるんじゃないのかな?」
棚井は得意そうに尋ねてきた。
武は憐れみとさげすみを混ぜた目で棚井を見た。
「それ声が俺って思いこんでる先輩。マンガとかは面白いですけど現実と空想の区切りをつけないと取り返しがつかなくなりますよ」
武はそれだけを言うと扉に向かった。
ヴヴヴヴヴヴ…!
「ごが!?」
ドサっ
全身に激痛が走り武はその場に倒れた。
「フフフ。逃がさないよ武タン。気になるところは調べないと気が済まないんだ」
棚井はスタンガンを自慢げにチラつかせながら武を見下ろした。
「て…め…!」
ヴヴヴヴヴヴヴヴ!
まだ動く体を起こそうとする武に棚井は再度スタンガンを押し付け、武は悲鳴もあげられなくなり床に倒れ伏した。
「さて、武タンの言うところの“パンツの中には何がある〜♪”だね」
そう言いながら棚井は武のズボンのベルトを外し、パンツごとズボンを引き下ろした。
「皮に包まれた肉の棒〜♪その下には何がある〜?♪」
そう言って棚井は武のペニスを抓んで裏筋がある部分を覗き込む。
「男に無いはず肉の筋〜♪」
棚井は誇らしげに歌う。
「フフフ。皆はチ○ポを見てそこで止まるけど僕は違うんだ。裏の裏をいつも考えてるんだよ」
勝ち誇りながら棚井は自分の唾を塗り付けた指を武のアソコい突っ込んでかき回した。
(いてぇ!!)
武は悲鳴を上げたくても体が言うことを聞かずに声もあげられなかった。
「フフフ、武タン。抵抗しないんだね。そんなに僕の指がいいの?」
(バカヤロウ!指すらまともに動かないんだ!)