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「な、なんじゃこりゃぁ〜!?」
四月某日。紫藤武(しどう・たける)15歳は悲鳴じみた雄叫びをあげた。
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全校生徒365名の男子高『無綵高等男子学校』
四月の入学式にムサイ男子達が肩を寄せ合うように並べられたパイプ椅子に緊張した面持ちで座り校長始め迎賓の祝辞を聞いていた。
その緊張は進学や来賓に委縮してではなく一緒に入学・参列している一人の男子に緊張していた。
目はクリっとしながらつり上がって丸味を帯びた顔は子供の様で小柄な体系は少女の様であり、熱い胸板は制服の上からだとふっくらとした丸味に見えた。
彼の名前は紫藤武。
入学生、在校生にはまるで男子高に女子が迷い込んだよ
うに見えた。
祝辞を述べる生徒会長は武にドキマギして噛みまくっていた。
後日、トイレや身体検査では男子達の淡い夢は儚く砕け散った。
そして四月のある満月の夜。
各学年12余名。総勢365名はある物は自室、ある物は路上、ある物は庭から偶然にも申し合わせたように満月の空を見上げていた。
そして満月をかすめるように流れ星が瞬いた。
そしてその流れ星に二つの願いがかけられた。
もっと男らしく慣れますように!!対紫藤武が女子にになりますように!!
そして翌日…。
武は携帯電話の目覚ましで登校一時間前に目を覚まし、朝食を済ませてトイレで用を足した。
そして紙で拭こうとして…。
「な、なんじゃこりゃぁ〜!?」
四月某日。紫藤武(しどう・たける)15歳は悲鳴じみた雄叫びをあげた。
いつもと違う感触。
確かめてみるとペニスと肛門の間に睾丸が無くなり、代わりに肉のスリットがあった。
「なん…なん…なんだよこれ…。俺、なんか変な物食ったか?」
「どうした?武」
トイレの外から父親が声をかけてきた。
「なんなんでもない!」
「そうか?」
「うん!なんでもないから!」
「そうか。早く出ないと母さんがうるさいぞ」
「わかった〜」
父親はそういうと去って行った。
「のんきな親でよかった」