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おっかなびっくりでかき回すアソコから湿った音がする。
画面の男女は正常位で激しく腰をぶつけ合い、女の胸や腰の肉が激しくブルンブルンと揺れている。
いつもなら男の立場でペニスを擦るが、今は女の気持になって、指のリズムを男の腰の動きになるべく合わせていた。
「!・!・!」
武はシャツに噛みつき声を殺すと全身を縮めて痙攣させ、痙攣が収まると脱力して手足をだらりと垂らした。
全身からは汗が吹き出し、椅子からは潮がボタボタとたれ、ペニスからは透明な我慢汁より濃い液体が溢れ出していた。
「めちゃめちゃすげえ」
パンツだけでは拭いきれず、シャツも使って椅子と股間を拭う。
全身体液でびしょぬれの武は続けてお風呂に入ると変に思われると思い、母親の入浴が終わるのを待って再度入浴した。
「しかしどうしたものか」
湯船の中でまた同じことを考えるが結局答えは出てこないまま次の日を迎えた。
武は考え事でほとんど眠れなかった。
睾丸が消えても精液は出る。でも、精子は入ってるのか?入ってても機能してるのか?
それと同じく自分の中に卵巣はあるのか、排卵があり、着床の可能性はあるのか?
心配は思いつけば着くほど雪だるま式に大きくなっていき、結果殆ど眠れず朝を迎えた。
「どうしたもんか。医者…学校…」
武は目の下にクマができた状態で登校することにした。
「人のうわさもなんとやら。奴らの馬鹿げた願いが忘れられたら治るかも」
無綵高に近付くにつれ無綵高生徒の視線が刺さる。
教室に入ると武はアスキーアートの『OTL』状態になった。
机の上にはミニチュアの石造り祭壇が飾られていた。
「今時こんな祭壇、アマゾンの奥地の部族でも使ってないぞ!!」
「エンヤカヤカヤカ・ハ!エンヤカヤカヤカ・ホ!」
数人の男子が武の席を回るようにで怪しげな踊りを捧げる。
「おめーら…」
武は鞄からペンケースを取り出す。
「とっとと撤収しねーと」
武はその場に蹲る。
「ちゃんちゃんちゃんちゃちゃちゃ・ちゃんちゃんちゃんちゃちゃちゃちゃ・ちゃん」
クリスタル○ングの『大○会』の出だしのイントロを口ずさみながらゆっくりと回転しながら立ち上がる。
「大人のオモチャ、大人のオモチャ、チャチャチャ大人のオ・モ・チャ!」