1対364は>?<?=? 41
(俺、何してるんだろう。あの馬鹿を諌めるためにやってたことだろ。もう必要ないっての)
そう自分に言いながらも肛門を洗う手が止まらない。次第にもう片手もマ○コをいじりだしていた。
(やべぇ、マ○コとケツマ○コ…気持ちいい…かも)
手の動きが早くなるにつれ、物足りなさを感じ始めた。
(これでチ○ポしごいたらどうなっちまうんだ?けど、手が足りねえ)
そこで武は左手の人差し指と中指でアナル、親指でマ○コを挿し、右手でチ○ポを扱き出した。
(やべぇ!よすぎる!俺・男なんだ!マ○コはともかく、け・ケツはやばい!だめだ!)
「っうっくぅ!」
歯を食いしばり漏れそうになる声をかみ殺しチ○ポとマ○コから液体を迸らせた。
「っはぁ…!っはぁ…!」
絶頂を迎えて武は洗い場に仰向けで倒れるように脱力した。
新しい快感に自己嫌悪に陥りながらも自分でまき散らした液体を洗い流した。
タオルで頭を拭きながら部屋に戻る。
(最近性欲がどんどん増えてきてる気がする)
そう思いながら何気なく机の引き出しを開けた。
そこには処分に困っている棚井ノートとクラスメイトから渡された中古オナホが入っていた。
「なんか呪いでもかかってるじゃねーか?」
そう思いながらパラパラとノートを捲る。
そこにはイラマチオにファックにアナルファックで輪姦される自分が書かれている。さらにはフィストファックプレイや獣姦などもあるがとても最後まで読む気になれずノートを閉じた。
今まで和姦物強姦物や獣姦物など幅広くオカズにしてきた武だが、自分がネタにされるというのは寒イボが立つものがある。
ノートと入れ替えるようにオナホールを取り出すと指先でつついてみた。
プニプニ。
保管用パウダーでシリコンのベタベタした感触はなくムチムチな弾力が心地よい。
武は反対の手で自分の股間をつついてみる。
オナホールとは違うが似たような弾力を感じる。制作側の熱意を感じた気がした。
悶々としたものを抱えながらノートとホールを引き出しにしまうと課題を終わらせている安心感からか普段より早く就寝した。
そしていつもより早く目を覚ます。
体がうずき、何か気になる匂いに起こされた。決していい香りではない。どちらかというと臭い方だ。
が、惹かれる様な匂いだった。
「この匂いって…」
それは蓋付きのゴミ箱の中から漏れていた。
そして中には精液を吸って黄ばんでカピカピに固まったティッシュがいくつも入っていた。
武は自分の精液の匂いに反応していることに愕然とした。
満杯になっていないゴミ箱の袋を取り出して口をきつく結んでも部屋に残る匂いはなくなりきらなかった。
妙な体の熱さを感じながらも早めの朝食をとり、早めに学校に向かった。
朝連で校外を走る運動部員にすれ違い座間、元気な挨拶をかけられると「うぃ〜す!」と返事をする。
そしてまた体が熱くなるのを感じた。
(待てよ待てよオイ!何か変だぞ?風邪引いたか?)
学校の下駄箱で靴を脱ぐころになるといよいよおかしくなってきたことを実感した。
体がかすかにだが震えが止まらなくなっていた。
(やべえ、保健室…)
思考は働くが芯がぼぅっとする。
ふらつきそうになる足に力をこめて進む。
「あ、紫藤君。おはよう!」
早めに学校に来て情報を集めるのが日課になっている羽生が、提示連絡するより早く来た武に驚きながらも近づいてきた。
ブルリっと武の体がはじけるように震えた。
「どうしたの紫藤君?顔赤いよ?」
武の顔を覗き込んでくる羽生。その視界が歪む。
その視界の端からもう一人の影が入って来た。
生徒会長だった。
「おはよう。紫藤君。君は羽生君だったね。どうかしたのかい?」
「あ、おはようございます生徒会長。なんか紫藤君、具合悪そうで」
「顔が赤いな。熱があるのでは?」
そういうと生徒会長はぼっっとしている武の額に手を触れた。
「ひゃうん!?」
触れたとたん武は軽く飛び上がってその場に崩れた。
生徒会長と羽生は武とそのかわいい悲鳴に驚き胸をドキドキさせながらお互い顔を見せて武を見直す。
武は気は失っていないものの完全に朦朧としていた。