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1対364は>?<?=?
官能リレー小説 - 性転換/フタナリ

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1対364は>?<?=? 34


捕まったとしてもヘッドロック程度で開放され、誰も純潔(?)を奪われなかった。

それどころか、下半身素っ裸で暴れまわる武のお尻を見て男子達は内心喜んでいた。

と言うのも、最近武はズボンがキツイと感じていて、それはウエストが括れ、腰が広くなってきたからである。

そしてお尻がふっくらとして女性らしい体型に近づいていたのに今は気付く人はいなかった。

先生が来て鬼ごっこが終了すると男子達は(撮影しておくんだった!!)と激しく後悔していた。
そんな中、力無くも精一杯の微笑みを浮かべ『若いってイイねぇ』と呟いた担任教師の姿。

その時、彼の何時もより少々ハゲしい溜め息と共にハラリと頭髪が一本抜け落ちたのは何かの偶然だろう、偶然だコノ野郎。

それをまごうことなく目撃したクラス全員は『みんな何も見なかったよね?』と『うん何も起きなかったよね?』と心を一つに姿勢を正す。

特に羽生情報のメールによると『保健室→病院→自宅』と先生のクルマで送り届けて頂き、しかも車内でハゲしく嘔吐を繰り返したらしいという武は尚更であった。


ついにその日は訪れた。

棚井の停学が解かれ、通学したのだ。

校内は重苦しい空気に包まれるも棚井本人は涼しい顔というより勝ち誇った表情をしていた。

自分だけが真実に気付き実行した。そして誰も自分と同じことを出来ないでいる。そう、俺は勇者だと。

誰もが棚井を殴りたい…再起不能にしてやりたい衝動に駆られるが、そんな奴を見ると誰かがそっと宥める。

そんな光景に棚井は含み笑いを漏らす。

そして棚井は生徒会長に体育館へと呼び出された。

それを聞きつけ、全校生徒と一部職員が体育館へと駆けつけた。

「おはようございます、生徒会長。3年4組棚井賢治、約一ヶ月の停学から就学へと復帰しました。これからは今まで以上に学業へと専念します」

棚井は恭しく御辞儀をして生徒会長へ挨拶をした。
「棚井賢治君。君のしたことは学生以前に人間として許されないことである。しかし、やり直せることには寛容であるのが人間であ。
人には三大欲求、食欲・睡眠欲・性欲があり、それを理性で抑えるのが人間である。
しかし、働かせるべき理性を欠いた君の行動、これからの学生生活で甚だ疑問である。そこで!」

そこまで言うと生徒会長は懐から一冊の大学ノートを取り出してかざした。

「これから君の理性を確認するべく、想像ノートを作ることにした!
生きていくのに必要な性欲を一生抑えろということは無理なこと。
これは生徒会室に常に置いておく。
君がこの学校内関係者に淫らな想像に出すなら必ずこのノートに書くべし!
そして生徒会に許可を求めよ!
その想像を検閲させよ!
そして検閲を通らない想像での自慰は却下する!
尚!このノートは誰でも閲覧できるものとする!
以上が生徒会からの棚井賢治への学業復帰への条件とする!」

一気にまくした生徒会長の言葉にその場に居合わせた男子達は唖然とした。

「つまり…、どういうことだ?」

「棚井はこれからこの学校内の人を使ったオナネタをするには事前に申請、許可が必要であのノートに書いて提出しろってことみたいだな」

誰かが漏らした疑問に近くにいた人が答えた。

誰もが「そんなのでいいのか?」と思う条件を棚井は承諾して棚井は復学を許された。

この条件は武が生徒会長に渡した封書に書いたものだった。

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