ふたなり転生 変態JKと伝説の邪竜 8
『うーん、ノーパンは失敗だったかもしれない』
着替えが終わりフィメーラに連れられて、宮殿の廊下を歩く穂乃花はウズウズしていた。
穂乃花の大きすぎるおちんぽが歩くたびにぶらぶら揺れて内ももをペチペチと叩く。
感じるというほどでは無いが一歩一歩おちんぽを刺激されるのはやはり生殺しというものである。
そんな事を思いながらフィメーラの後をついていくと、応接室へとたどり着いた。
少人数用の部屋との事だけど、穂乃花の家のリビングの倍はありそうな部屋で見るからに高級である事がわかる調度品が置かれている。
「こちらにお掛けください。」
穂乃花とフィメーラはテーブルを挟んで椅子に座る。
「それでは、ぽのか様に今私たちルピス王国が置かれている状況を説明させて頂きます。」
物腰柔らかかったフィメーラの表情がキリッと引き締まる。
「私たちルピス王国は邪竜族からの侵略を受けております…」
フィメーラの説明は続く…
邪竜族
それは伝説上の存在だとされていたそれは突如現れこの世界に混乱を生み出した。
六竜と呼ばれる竜と人間のハーフ、彼女達の力は絶大で僅か10日で一つの国を乗っ取った。
偏狭の島国は武国 ドラゴニアを名乗り世界に牙を向いた。
以後、混沌を求める六竜は反抗心を折らぬ程度の侵略を世界各国へと続けている。
ルピス王国も幾度も進行を受け、遂に先日フィメーラの母でもある女王ファムを誘拐されてしまったのだった。
如何に強大な力の持ち主とはいえたった6人にこうも世界が乱されるのか?疑問に思うかもしれない。
先述の通りかつてこの世界には世界大戦がありその戦いで男性は絶滅した歴史がある。
神代と呼ばれる遥か昔の話であるため今を生きる女性達には知識として、そういう者がいた程度の認識ではあるが、戦いの凄惨な記憶は遺伝子レベルで記憶されている。
この世界の住人は闘争を好まない、競技レベルでの争い事はあるが、命のやり取りや破壊活動といった事は行わないのである。
そのため、邪竜族の侵攻に成す術すら無いのであった。
法や教えでの規制ではなく武力で争い事を行うという概念が無いのである。
この世界では何か議論で解決しない場合は何かルールを決め競技で勝敗をつけるのであるが竜とのハーフである六竜達の身体能力はルールなどで覆せるものではなかった。
「ぽのか様…私は悔しいのです。国民に危害を加えられ、母を連れ去られ、それでも何もできない自分の無力さに、見知らぬ誰かに助けを求める事しかできない自分の不甲斐なさに…」
フィメーラは涙を浮かべ、穂乃花に思いの丈を伝える。
「どうか…お願いします。邪竜族を退治する為に、力をお貸しください。そのためなら、何でもいたします」
「フィメーラさん…頭を上げてください」
王族に頭を下げられ、慌てた穂乃花が言った。
彼女の無念さ、悲しみには、深く共感していたのだ。
「何とか、戦う方策を考えましょう」
「それでは…」
「ええ、お受けいたします」