PiPi's World 投稿小説

第二次性徴変性症
官能リレー小説 - 性転換/フタナリ

の最初へ
 95
 97
の最後へ

第二次性徴変性症 97


その頃、玲は水着に着替えて撮影を開始……ポーズとかは他のモデルさんを見て覚えたと言うがここら辺はレイヤーにも通じるので玲も幾分慣れて来た。
「本当に玲って起用にするよね」
「あらリーナ、撮影は?」
「半分は終わったわよ……今は急ぎのモデルの子の撮影」
リーナは商品を着たまま様子見だ……別のスタジオで撮影していたのだがモデルの中には売れっ子もいる。
リーナの場合は学業優先や第二次性徴異常症の異常発情症と言う事で少々使いづらいが美少女である事は間違いなく、母親の勤め先なら長期休暇の時には引き受けている。それ故にモデルによっては複数の撮影依頼がありはしご状態になるのでリーナの様にスケジュールをその日に変更出来る子は拘束時間が長くなる事もある。
「で……どうなの?」
「今のところは落ち着いているけどね……橘さんの友人らの協力もあって色々と進展したって」
「……」
「玲ちゃんもリーナの事は分かっているから……ね」
トスカはリーナの体質を思ってそう告げた。


その日の夕方……総一郎と渚と礼が所属していた流派の道場を訪れた玲とリーナ。無論胴着持参であり出稽古状態……道場主の篠崎 大門はにこやかに胴着に着替え終えた二人を迎え入れた。
「ちゃんと会話するのは初めてだったね、二人とも……篠崎 大門だ」
「楠瀬 玲です、先日はありがとうございました」
「残念な結果になったが検察と警察を職場にしている門下が落とし前を付けている最中だ……永田町の狸らと関係がある奴もいた様だが……無意味だったようだね」
「(円城寺議員が……秘書の五輪さんも大変だよね)」
あの方の激昂は見た事がないが母によれば可也大変らしい……。
「さて、楠瀬さん……小学生男児とのしてみないかな?」
片目で見ると防具を装着した空手少年らが五人程度、二人の流派でもフルコン当たり前だ。
「オスっ……あのこの身体まだ慣れてないので泣かせたら」
「胸に合法的触れると吹き込んでいる、少々悪ガキだが」
「喜んで相手させてもらいます」
玲はニッコリして言うとリーナは薄ら笑いをした。
無理に笑顔を作っている時には怒っているのだ……正弘さんと同じだ。


「はぁ!」
ヘットギアの強化アクリルに拳が当たってもお構いなしで突いてくる玲に小学生男児らも距離を取る、既に一人腹部にケリを受けK.Oである。これでも抑えているが巧く受け身が取れてない証拠でもある。
「橘のネーチャンと同じだ」
真っ先にK.Oされた小学生男児は何とか胡坐で座っており背後に居る中学生と高校生の門下生らも眼を見張る。目の前に居る武人を見る眼だ。
「師匠っ、組手したいっす」
「楠瀬さん」
その声に玲はニッとすると数人がそのまま攻撃へ……玲は防御しつつもステップを踏み数人の少年からの攻撃を見る。
背丈から見て自分の頭一つ分、中学三年生や高校生……声変わりした事は掛け声で分かる。
「(高士よりも上)」
ここ数日は組手はしてないから訛っている感もあるが、組手をしていると直ぐに取り戻せる……。
「なるほど、橘の姉御らも認めるわ。これなら」
「強い」
仕掛けると当てられる、ヘットギア無しで組手が手をしていると直ぐに取り戻せる……。
「なるほど、橘の姉御らも認めるわ。これならヘットギア無しでするのが礼節だ」
「強い」
仕掛けると当てられる、小学生にしては並外れたセンスと運動神経があるのは流派対抗大会で幾度か見た事があるので分かってはいたが……。
「(やはりあの胸の感覚で苦労している感もあるな)」
胴着に隠れているが妙に股間の息子が蠢く程エロいのだ。組手を見ていた大学生門下生も思う。
「(総一郎さんも手を出すね、これは……)」
彼の失恋は知ってはいたのでどうこう言う立場ではない……。

SNSでこの小説を紹介

性転換/フタナリの他のリレー小説

こちらから小説を探す