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第二次性徴変性症
官能リレー小説 - 性転換/フタナリ

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第二次性徴変性症 1

 第二次性徴変性症、別名“性転換症”ウィルスによる性転換する症例であるが空気、体液、性行為を初めとする接触による感染は現段階では確認されてない。患者数は公表されては無いが日本では毎年各県で数人……共通して言えるのは第二次性徴の少年に発症、この事から国家や大企業の陰謀説もあるのだが何れにせよ否定はされるのがお決まりである。問題としては女性になってしまった人の扱い、特に宗教に密接している国家や軍役がある国家は問題があるらしく根絶に向けての研究も進められるも芳しくない、更に男性に戻す方法もあるが性同一障害で用いられる外科手術方式は外見上であり即ち“生殖行為が出来ない男性”になる、先進国でも発展途上国としては避けたい訳だ。その為に彼女達を積極的に受け入れる様に試行錯誤し時には脅した。


「楠瀬 玲さん、第二次性徴変性症です」
「はい?」
中学生になり健康診断で“再検査”と通知を受けた、しかも再検査する医療機関が指定されており玲は両親と共に再検査を終え主治医に通告を受けた。




第二次性徴変性症の事は小学生の時に“特別授業”でチラっと聞いた程度だったので玲も戸惑う。第二次性徴変性症は兆候が血液検査で見つかるのが救いだが時折健康診断の後に兆候が見つかる場合もあるのだ……。
「直ぐに入院ですね……学校にはもう通知してますから」
「……」
「玲君を入院病棟へ……ご両親はカウンセリングに」
これには発症した際に仮死状態になるのだが病院の外で発症となると救急隊が誤って電気ショックによる心肺蘇生をすると逆効果で死亡する事もあるのでこれ防ぐのともう一つの目的がある。変性症発症前のサンプル採集の為であり血液から尿、精液まで採取するのだ……倫理面も問題もあるのだが国家や民族を左右しかねない問題となると平然とその声を封殺する事も出来る。
「……僕が女の子に」
「うむ、まあ小学校での特別授業でチラっとしか教えてないが……女性から再び男性に戻る事は出来る、ただしそれは外見上の事で子供を残す事は出来ない処置、正直言えばお勧めはしない」
主治医もきっぱりと言う。
「出来れば生殖機能がある男性に戻したいが……そのような研究はリスクが高い」
玲は愕然となり表情も暗くなる。
「まっ、女性になったとしても……損は無いよ」

通された病室は完全個室、これはプライバシーを優先しているのだが……これには治療と言うよりも発症前に出来るだけ精液を採取する必要もあるのだ。
「えっ……選べって」
「研究の為に精液もサンプル提出するのが義務なのよ……大人の女性でダメなら、同年代の子もいるわよ」
担当看護士の一色 真奈美はニコッとする。
「同年代?」
「第二次性徴異常症候群って分かるかな?変性症はポピュラーな症例なんだけど症候群の一つなのよ」
「はあ」
「その中には異常発情症ってあって、即ち他の哺乳類の様に発情しちゃうのよ……丁度玲君と同じ年齢だったかな?」
個室のドアがスッと開き玲の目の前に現れた少女、胸の部分の布地が無くミニスカ看護士服を着用した亜麻色の髪の毛をしており異国情緒溢れる美少女だ。
「リーナ」
「……玲が再検査って聞いて、もしかして……」
リーナの言動に一色も察し、玲の手にあった少女の顔と全裸の写真が掲載されたファイルをソッと取ると言う。
「やはり、幼馴染だと他の子に任すのも嫌よね……分かったわ」
「あの?」
「玲君、これからは発症するまでは出来る限りセックスして貰うわよ……」
「はい?」
「理由はサンプル採取、変性症の研究には欠かせないのよ……特に生殖器から出るモノはね。まあ手コギでも機械採取も出来るわよ」
リーナの目の前で言えるのか?玲は首を横に振る、胸とお尻のラインはとても同年代とは思えない……小学校高学年から頭角を現したので結構狙っていた男達も多く、時には強引にモノにする為に襲われた……が、リーナもまた空手を嗜み金的を喰らって悶絶するのがオチ。そんな状態になると玲は友人の高士と共に止めに入った。

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