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第二次性徴変性症
官能リレー小説 - 性転換/フタナリ

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第二次性徴変性症 10

この点では病院側は助かったとも言える。
「はい」
「それと自慰のやり方は楊さんにね」
玲は真っ赤になるが御厨は表情変える事は無い、本当に綺麗に自家漏電してくれるので倫理問題がなければ論文にしたい程だ。



「御厨先生ね。うんあの人名医だよ」
個室に戻るとリーナはケロっと言うのは定期健診の際の主治医の一人だからだ、ある意味父親よりも付き合いが長い大人の異性でもある。
「多分、玲の場合はク●トリスが過敏になっているから……」
手慣れた様にリーナは玲の秘所にある肉豆を摘まむと玲はビクッとなる……痺れと同時に甘い快楽に声が出無い。変性症の子は陰核が感じ易く肥大化する傾向もあるのは亀頭になる神経が密集しているからだ。
「声すら出ないでしょ……力も抜けるし」
頷く玲、リーナは玲が狙われる事は分かっていたので彼女に分からせる為にしたのだ。
「ごめんあの時乱暴にして」
男性器の時に亀頭を初めて露出した以上の過敏さでガクガクになる。リーナは普段どんな感覚なのか想像がつかない。
「でも、癖になるわよ」
親指サイズのク○を見せる……こんな美少女にデカク●はある意味男性をその気にさせる。
「玲……初体験の相手どうする?」
「はい?」
「この分だと高校卒まで処女を守るもキツいから……私は初潮が始まって御堂河さんに手ほどきして貰ったけど」
「手解きって……えっ!!!」
玲は顔を赤らめるリーナを見つつ思う、御堂河さんとは日比谷道場の門下生で大学生のイケメンであり玲もリーナも小学五年生当時は高校生だ。
「でもぉ……恋人もいるし」
玲は戸惑う。
「その時は柊ねぇが見かねて……今そうよねぇ」
柊ねぇとは柊 明日美の事で御堂河 令とは恋人であり結婚も時間の問題、だからこそリーナも迷う……同年代の男性は気を使うだろう。
「オートコンビニでなんか買ってこようか?」
「うん」
リーナはため息をつき、玲はそのままユニットバスで秘所を洗い始めた。


「玲の経過は順調……もう少しで退院出来るって」
「そうか、将は落ち着いているのか?」
「ええ、まさかウチから出るとはねぇ」
楠瀬運輸社屋には玲の祖父母に当たる老夫婦が話していた。楠瀬 魁は楠瀬運輸二代目社長を務めあげ今は相談役兼会長と言う名の御隠居、楠瀬 千鶴は魁の妻であり楠瀬運輸の事務を仕切っており運行管理の名手で同時に長男仁と次男将の母親でもある。肝っ玉気質であるが嫁には配慮する女性だ。

まさに大女将に相応しい千鶴である、ただ実家は炭鉱で財を成した投資家であったが斜陽産業であった炭鉱に頼り切った故に没落も早く今では炭鉱時代に炭鉱作業員やその家族相手に始めた生活雑貨小売業を元にしたスーパーマーケット事業で如何にかやっていけている。楠瀬家も炭鉱鉄道を仕切っていた一つであったが魁の父親は当時広がりつつあった貨物自動車による運輸業に着目、弟に本家跡継ぎを譲って起業、これが炭鉱閉山に伴う大量失業の際に受け入れ先になったのだから……魁が社長を継ぐ頃には業績も安定した。社長業を引退する間際に社屋の建て替えが迫り建設費に頭を抱えてしまったが将が務める建設会社と親しくしている建築家が提案した“コンテナ再利用ビル”を採用して社屋建て替えを終了し一種のランドマークに、その流れで将が持ち家がコンテナハウスになったが中々洒落たデザインである。
「本家には連絡しておきましたよ」
「陸がびっくりして倒れなければいいがな」
弟の陸はこれまで三度も生死の境を彷徨い復帰、こんな状況では何時お迎えが来るのか周囲も説得し一昨年漸く財閥の長を引退した。

思えば魁の叔父は不幸にも子供が出来なかったので父親は弟を差し出した形になったが弟の方も孫に囲まれて漸く隠居出来るのだ。
「ただいまぁ」
現社長である仁が戻ってきた……楠瀬運輸は基本的に全員貨物自動車免許持ちであり大型貨物若しくは大型牽引が主力だ。貨物と言っても扱うのは小口貨物の一括輸送から特大や大型と分類される建機や工場で使う機械類等のチャーター業務が主である。
「お疲れ……どうだ?」
「まあまあ……日貨にも逃げられた割にはノー天気だったな」
日貨とは“日本貨物輸送株式会社”で基を辿れば明治末期に貨物蒸気船を使った運送会社であり鉄道網が整備されると鉄道貨物も扱うようになり戦後は貨物自動車による運輸業になった、業界的に言えば企業間物流と国際、美術品や工業製品の輸送には強い。仁が受け持った依頼も何時のは日貨がするのだがトラブルにより協議中になり依頼主が慌てて楠瀬運輸に頼んだ。

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