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第二次性徴変性症
官能リレー小説 - 性転換/フタナリ

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第二次性徴変性症 80

「総一郎、その玲ちゃんって何年位空手している」
健が尋ねると総一郎は言う。
「幼稚園児の頃だから10年のキャリアがあるな」
相手にとっては不足はない、二人の認識は一致するが双方から腹が鳴る。
「まずは夕食ね」



「魚を三枚に下せるのかぁ」
詩織は魚を三枚に下せる事は出来ずに身がボロボロになるので釣りも趣味である兄の健に任せている。
「母方の祖父が板長をしているのよ、私よりも手際が良いわ」
霞は呆れるが玲から言わせれば医者をしている傍らで主婦をしている彼女の方がスゴいと思う。
「変性症ってこの前まで少年だったのか」
「はい」
「望んで少女になった訳でもないから……だけど少年には戻れないから精神的に不安になり大人を求める意向が強い」
健は告げると詩織はムスッとなったままだ、無理もない自分よりもバストが大きいのだ。
「だから何?」
「恋愛は諦めも戦略の一つって言う事、しーちゃん」
「唯……」
玲も見惚れる程に清楚な女性はニコッとほほ笑むが総一郎は気まずい顔になっている事に気が付く。詩織もだ。
「あの……」
「そうちゃんが学生時代の恋人、久隆 唯さん。彼女も変性症で女性になっているわね。中学生の時に……知っての通りまだまだ偏見の眼があったからそこに居る健君と一緒に彼女を守っていて、高校生の時に恋人になって……」
霞さんがボソっと告げる。
「初めまして久隆 唯です」
「楠瀬 玲です……」
清楚であるが胸は可也ある。これは学生時代に苦労している事は察した……。
「総一郎も怪訝な顔をするな、友達として来ているのに……」
クーラーボックスを抱えて来た筋骨隆々の男性に総一郎は言う
「久々井、大丈夫なのか?出歩いて」
「あいつは二度と唯には手を出せないさ、無論そこにいる今の恋人にもな……」
玲は分かる、腕や顔に幾多の疵があり筋骨は隆起する肉体……拳を見ると空手をしている事が分かる。
「楠瀬 玲さん、ちゃんと話すのは初めてだったな……総一郎とは学校が同じだった久々井 京一だ」
「もしかして久々井 遼介さんの」
「長男、やはり知っていたか……親父が空手をしているとな」
アマチュアではそれなりに名が通っているのが玲の父親と伯父であり同年代のライバルとして有名なのが京一の父親だ。
「昼間の事は聞いたわ、出来る限りサポートするから……」
唯の言葉に総一郎はキョトンするも京一は言う。
「?」
「あの媚薬、体質次第で体内残留が生じて玲ちゃんが悶々としているだろ……まだ後ろは処女かな?」
頷く玲に食卓に頭を伏せる詩織……健は詩織がまだ処女である事は知ってはいたがここまで初心とは思いもしなかった。


夕食後、近所にある久々井家を訪れる。玲は礼が通っていた名門女子高制服を着ているのは霞さんの配慮である……無論本人には了承を取り付けている。総一郎を手にしている首輪を玲に見せる。
「首輪をつけるぞ」
「う、うん」
総一郎としては親友の自宅で逢ってもセックスは気が引けたがアナルセックスとなると個々の方が都合が良い、ラブホだと盗撮のリスクもあるのだ。
「ここまでノーブラにノーパンって、玲ってMっ気が強いかもなぁ」
「私もやった事もあるから……」
玲は夏服スカートを捲り上げると無毛の痴丘と尻を三人に見せる。因みに久々井家の当主は妻と共に遠方に赴任しており京一に任している。

弟である京二は大学の水泳部合宿で留守である、総一郎が戻ってくることは礼と渚からのメールで知ったのだがサプライスがまさかの恋人披露……京一も呆れたが高校卒業した日に唯を託された時から彼には恋人はいなかった事は確認している。
「アナルセックスは京君に初めてしてもらったからね……そう君は自分のぺ〇スを見て分かっていたと思うし」
玲が案内されたのが半地下室、滑車やベットにSMで使う道具が揃えられていた。
「母親がMでね……唯を紹介した時には“最低でもアナルは使える様にね”ってね……」
総一郎は驚く、おっとりしており昔から綺麗な女性であるが……この部屋のドアは巧妙に隠されており幼少期には知らなかったのだ。息子である京一らも最近知ったのである。

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