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第二次性徴変性症
官能リレー小説 - 性転換/フタナリ

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第二次性徴変性症 79



「ーう〜〜ん、陰核がちょっり肥大しちゃったかなー」
玲はイベント終了後に橘家の客間にて下着を取って股を開き、霞さんが玲のスマホで撮影し主治医に画像を送信した。玲の性器は画像データで残されており画像診断ソフトで解析して貰い通話している。
「ど、どうしよう、変態になっちゃう」
「ーまあ、帰ったら一度診察するから。媚薬のデータも貰っているし……橘先生も申し訳ないですー」
「いえいえ、専門じゃないですから……はぁ」
「ありがとうございます」
「ー彼氏とは程々になー」
玲は真っ赤になるが霞は微笑む。
「なんかそう君疲れているのは……分かったわ、スタミナ料理ね」
「手伝います」
霞も頷く、台所での玲の手つきはよい……礼と渚よりは使える。
医者と言う職業上、変性症に関してはある程度把握はしていたが礼が発症した時には驚いたが同僚や医大同期らが色々と気を使ってくれたし医者を辞めて家庭に専念しようとして止めたのは礼だ……。
「魚を三枚下し出来るなんて、渚なんて最初悲鳴上げていたわ」
「母方の実家、料亭を家業にしてますから……流石にヤガラの様な細長い魚やフグやオオマグロは無理です」
釣り好きな同僚から聞いた事があるがヤガラを裁くとなると日頃から魚を三枚下すプロでも至難の業、フグは毒があるので調理免許取得後に各自治体が出す専用のライセンスが必須で東京都のモノが業界的に信頼されている。
「この分ならそう君の元に嫁いでも大丈夫ね」
「はい?あっそのぉ」
「そう君、一度止むを得ずに恋人と別れているから……性質が悪い人によってね、大学進学を断念させられたから……」
「えっ」
「他人の物を奪う頭が悪い子なのよ……」
育ちが悪いのだろう、親が権力者らしい……。
「だから、帰宅して直ぐに出て行ったんですね」
「ええ、最もあの子はそう君に手出しは出来ないわね……そうなったらこの市を務めている某ベテラン市議が引退する羽目になるわね」
霞は有権者の一人としてはこの一件には納得してない……。
「この子ね……高校時代には既に問題児でね」
霞はスマホを見せて玲に告げる。金髪に染めてピアスにして如何にも問題児だ。
「私を狙ってくると言う事ですか?」
「ええ……礼や渚まで手にしようとしたからね……あの教師と繋がっていた様だし」
玲は薄ら笑いをするしかない、未来の姑になるかもしれないのだが……。
「あら?お客さん?」
来客用のインターフォンが鳴り霞は台所から離れた。
テキパキとキッチンで作業する玲、自宅用コンロは業務用なので一般住宅になると少々おっかない……将来はここで調理する方が長くなるかも、だが玲はその時にどんな大人になっているのか?それは靄が掛かるような気分だ。
「しおりぃ〜〜このぉ〜〜総一郎に手料理くわすのかぁ!」
その声と同時に玲の胸をしっかりつかんだ手を見た瞬間、持っていた包丁を置きそのまま肘で打ち、押し込み間合いを取る。肘討ちが決まったのか大男が蹲っていた。
「ぐゅ!!!!うぉ!!」
「だ、だれですかぁあああああ!!!」
「……ア〜健君に言うの忘れていた」
「おにいのアホ」
霞さんは苦笑するが背後に居た少女は玲に視線を送る。


「すみませんでしたあああああ!」
「あ、あの昼間あんな事があったから殺気たっていて」
先程の大男はリビングにて土下座しているが玲も悲鳴の前に肘討ちをしたが鳩尾にピンポイントだったのだ。
よく包丁を置けたと玲本人も驚く程だ。
「彼はそう君の幼馴染で二ノ宮 健さん、その妹である詩織ちゃん」
「昼間の事件ってコミック市場での拉致未遂の」
詩織が尋ねると玲は頷く、この時間になると詳細がマスコミでも報道されており激震が走っている最中だ。
「霞さん、彼女が……」
「ええ、そう君の今の彼女。因みに変性症により女性になったばかりでこの胸のサイズに関しては解析している最中……そして日比谷道場の門下生」
詩織の眼が変わり、玲のその眼を見た瞬間に言う。
「総一郎さんは渡さないよ」
健は薄ら笑いをする、詩織と初対面で言うセリフか……いや胴着を帯で纏めているモノを見れば分かるか。
「フリーになってこれからって言う時に仕事で引っ越して、帰ってきたらこんなロリ巨乳と」
玲は指差しされた瞬間に詩織に近寄る……健も柔道をしているから分かる。
「え〜とな、二人ともここで組手をするなよ……」
総一郎は呆れた顔になる、玲がここまでムキになるのは初めて見たのだ。

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