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第二次性徴変性症
官能リレー小説 - 性転換/フタナリ

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第二次性徴変性症 69

体育館の例の部屋は踏み込んだが空振りであったが仕掛けたらしい……だが相手も察して止める可能性もある、容疑者二人は登校してない……間違いなく問題生徒だが大人や社会に対する不信感を抱いているので仕方ない、これは校長も苦慮するだろう。


「溜まり場になっている所はいないわね」
「そうだな、他の連中もサボりかぁ……」
リーナはため息交じりになるが柔道部部長の三年生も思う。峰山の一件で倉庫やら鍵を更新したのだ、ピッキングでも開けられない品物に……。
こうなるとリーナが性欲を発散するにも場所が無いので生徒会の方で対処してくれるのでこの様な事もする訳だ……何よりもこれ以上血を流す事はあまり好ましくない。



それから数日後、一学期終了した。
玲は中学校を出ると待っていた総一郎の愛車に乗り込む。トスカさんが勤めているアパレルメーカーの下着モデルとラノベ作品“緋刀学戦記”のヒロインの一人である環 菜緒としての撮影があるのだ。原作者が自動車好きで特に三沢自動車の大ファンであり作中でも登場しており遂には主人公らが作中で使う車両を再現した三沢自動車公認車両が制作されたと言う。

「既に車両は東京、お台場で開催されるコミック市場」
「コミック市場って同人誌即売会」
「そっ、この緋刀学戦記も人気でね……今回は公式コスプレのお披露目も兼ねているからね」
総一郎は技師なので畑違いの仕事になるが本社広報課から“ラリードライバー並みの腕前がある社員が居ないか?”と打診、コミック市場会場内にてイベントに出演するモデルの護衛も頼めるか言う内容になり自然と総一郎に話が及んだ。
「じゃあ行くよ」
「はい」
既にトランクには玲のスポーツバックが入っており私服に胴着もある……これは東京での仕事の最中に当初はホテルを予定していたがホテル側が契約していた宿泊予約サイドがシステムエラーによりダブルブッキングになり埒が明かなくなり、そこで総一郎は首都郊外にある実家に玲を宿泊させる事にしたのだ。
「(妹二人が勝手に話を進めて親父が承諾したのは意外だったなぁ〜)」
総一郎は呆れたが同じ娘を持ち、変性症になった子供を持つ親の心情を察したのだろう……玲の父親も今回の外泊も許可してくれた。楠瀬家により彼から玲のスポーツバックを渡された時には少しばかり殺気が感じた気がしたが……。



「ぉ……まさか渚や礼よりも年下と聞いてはいたが……」
数時間後、首都郊外にあるベットタウンにある総一郎の実家に着くとダンディな男性が待っていた……空手胴着を着ており腕組みをして……玲も完全に父や伯父と同じタイプと理解するのに数秒もかかってない。
「楠瀬 玲です、お世話になります」
「橘 一真だ、総一郎何処まで関係が進んだ?」
玲も総一郎の表情で彼も察したのだろう……まああの一件以降恋の話を聞いてないので安心はした。


この際玲の年齢は眼を瞑っても仕方ない、総一郎に恋をしてくれたのだから……彼女が巨乳とは思いもしなかったな、下半身の息子が寝たきりになってよかったと思う一真である。
「あらあら、そう君……まぁ、大変だったでしょう。初体験でそう君のペ〇スを……」
「「!!!!」」
巨体な一真の後ろに何時の間にか居た女性は玲を見るなり言う。
「母の霞です」
「……」
「因みに泌尿器科の医者をしている、スマン……」
一真も申し分ない表情になっており玲も言葉に迷う。

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