PiPi's World 投稿小説

第二次性徴変性症
官能リレー小説 - 性転換/フタナリ

の最初へ
 64
 66
の最後へ

第二次性徴変性症 66


翌朝、総一郎は眼が覚めるが玲は顔色が少し悪い。やはり破瓜による痛みが残っているだろう……晴美が部屋を訪れてニッコリする。
「ふふ、玲ちゃんを女にした罪深い肉棒ね」
「!!!!」
玲は顔を赤くしつつも頷く、しまった……ハメられた。総一郎は慌てるが晴美は言う。
「あんな異常な情事を見せたから我慢できなくなるって思ってね……あっ大丈夫よ、元々ここは生徒同士の情事もある事だから、それに玲ちゃんの同意があるのなら……私は応援する方よ」
寄りかかっている玲を見た総一郎は思う……さて後はみんなにどう話そうか?玲の父親とは一戦は交えるだろうなぁ……。


数時間後、玲を自宅に送り届け、母親の日菜子さんに頭を下げる。
「一泊させて申し訳ありません」
「問題無いわよ、それよりもモノにしたわけね」
彼女の問いに総一郎は返事する。
「楠瀬の人間って恋に鈍感だからね……この子をお願いね」
玲の表情を見て察した日菜子は状況的にそうなる事は分かっていた。行き先が土砂災害警戒区域を貫通する道路しかない事や地形や気象予報にてゲリラ豪雨が発生する条件が揃っていたので想定内だ。


「と、いう事です」
リーナの自宅にある浴槽内で玲は総一郎とセックスした事を告げるとリーナはニコっとする。
「どうだった」
「優しくしてもらったけど途中から激しくなって……腰が抜けて一緒に風呂に入りました」
玲も顔を赤らめているので余程気に入ったらしい。
「(やっぱり感度過敏ね……)」
これも変性症により女性化した人に見られる傾向で媚薬でも盛られると健常者よりも過敏に反応し、心肺停止に陥った事例も海外で報告されている。
「ところでどんなサイズ?」
「……それ聞く?」
「多分、私もつまみ食いするから……その時は」
玲は薄ら笑いをする、ここまでデレる彼女を見たのは初めてだ。


玲は自宅に戻ると篝が待っていた。
「大体の事は橘さんから聞いたわ、いや〜あの状況ならセックスにも興味が出ちゃうわね」
「……」
「まあ、橘さんなら私から見ても良い人だしね、高校時代に正弘に既に別の恋人が居たら私が迫っていたわ……イケメンだから」
もしかして橘さんって可也の良好物件なんだろうか……玲は考え始めた。
「(人間関係が変わるって言うのは本当なんだ)」
これは入院中にパンフで知ったが、性別が変わるだけで交友関係も変化する……特に恋愛に関しては。



「お兄様の好みですか?恋人の……」
「うん」
数日後、道場にて礼と渚に聞いてみる。
「……そうですね、質素で清楚な感じですね」
「どっちか―と言うとギャル系は嫌がるよね」
渚と礼は既に兄と玲がセックスに及んだ事は把握した、あと少しで夏休みだ……進展させるチャンスだ。
「でも、そこら辺の男子学生は泣くだろうねぇ……兄貴が相手なら」
「イケメンですから……でも強引にモノにする輩も出てくるでしょうね今後も」
三人は道場の片隅で話しており自然と他の門下生も話に加わる、やはりと言うかどの学校内にも数人はそれっぽい生徒が居るのだ。
「昔からあるチームはOBが居るから警察に捕まったら色々と分かるけど……新興の所はハネっ代わりが起こしているからねぇ、そこが分かってないのかなぁ」
「襲撃した連中もそうだったよね……」
あの後は事件現場から逃走若しくは現行犯逮捕を免れたメンバーは何人かは警察に自首した……主犯格が可也のワンマンだったので楠瀬運輸の社員も気にはしていた。


然も玲を連れ去ろうとした暴走族の面々の事は知っていたので警察から事情を聴かれた。
「これで終わりかな、アイツラは」
然も危惧していたが背後に居た半グレに至っては刑務所行きは免れないだろう。こちらとしては少々扱いに困っていた連中であるが自滅するとは思いもしなかった。おかげで奴らがしていた夜の飲食店を一つ引き受ける事になり色々と書類作成に追われていた。

SNSでこの小説を紹介

性転換/フタナリの他のリレー小説

こちらから小説を探す