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第二次性徴変性症
官能リレー小説 - 性転換/フタナリ

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第二次性徴変性症 62

久利はハッとした表情になり総一郎に言う。
「将の奴、女が絡むと怖いぞ、お前さんの親父並みに」
「覚悟はできてますから」
玲は苦笑する、本当にこの人と恋人になった時には父がフルコン状態で組手になりそうだ。まあ道場に通う警察や軍の方々には丁度良い教材になるかもしれないが。
「しかし、ここまで育つもんのかね?」
玲の胸を見た久利は思う、ちと礼節を必要とする場所向きの服装であるがこれでも胸が強調される。
「あの、彼大丈夫なんでしょうか?」
「何時のも事ですよ」
ランニングから戻ってきた他の門下生が言う。総一郎の事は知ってはいるが……。
「久利さん、彼女は?」
「楠瀬 玲」
その名を聞いた途端に門下生の表情が変わる。玲はやはりと思いカバンから胴着を出す。
「更衣室は……」
「こちらですよ」
他の門下生に隠れていた少女が案内する。

かつての校舎だった事もあり更衣室もそのままになっている、壁に掛けられた時計は創設50周年記念と銘がある……これだけでもかつてここが学校であった事は分かる。
「変性症!」
「うん、今年なったばかり」
玲は着替えながら案内された少女と話していた。一ノ宮 江利は玲の下着姿を見て思う……美しい、初夏の日差しが差し込み体を照らす。背丈こそ低いが美少女ぽさを引き立たせている。
「ここって学校だったんですね」
「はい、元から過疎が進んでいて市町村合併で……ここ山間部にあるから土砂災害のリスクもあって」
確かに道中の道は崖が聳え立ち至る所にコンクリートによる補修があった。
「私はここの出身ではないのですが祖父が地元だったんです」
「詳しい訳だ」
すると江利は胴着のズボンを脱いだ、少女の下着に出来るはずもない膨らみに玲はハッとする。
「第二次性徴異常症候群」
「陰核肥大症……これで私はここに預けられた」
悲しげに言う彼女に玲も表情が暗くなる。
今でも世間体を気にしてか彼女の様な学生は多い、どうも普通の学校では扱えない子を預かる所だ。
「じゃあ彼らも……」
「大抵は家庭の問題で荒れていたし、少年院に居た子も居るわよ」
更衣室に入るなり明るく言う女性に気が付く。
「秋桜学園山村留学部の教師、御川 晴美……総一郎が女連れって聞いたら、えっ……はい?」
彼女はハッと気が付いた。楠瀬 玲の事は自身も空手をしているので名前は知っている、美少年で空手の腕前が高い小学生だった子。
「……今から組手」
「ええ、穏やかに会話ってなりそうもないです」
玲は苦笑しつつも言う。
「……私も着替えるわ」
晴美は苦笑しつつ思う、彼はあの一件以来恋人を作る事を避けており心配はしていたが……。



「流石に幼少から日比谷師範代の元で鍛え抜かれておるなぁ、楠瀬の次男坊の娘と言うのも納得」
「経験者も居たけどこの様じゃねぇ……」
久利は噂には聞いてはいたがここまで強いとは思っても無く、大の字に伸びた教え子を見て笑うしかなく晴美も呆れた。身体能力が高い上にこの胸のサイズは危険過ぎる。江利は初心者と言う事で総一郎が止めたが正解だった。彼女は唖然として言葉を失っている。
「途中で柔道の投げ技もしたけど大丈夫ですか?」
玲が直ぐに倒れている高校生に駆け寄ると彼は起きるがゆっくりだ。
「喧嘩慣れしているよ、はぁ……」
高校生である一人の少年が言う、自身も柔道の経験はそれなりにあるがあんな速度で技を仕掛けられたら一溜りもない。何よりもあの胸は……触れただけでどんな目に逢うのか想像がつく。


一時間後、玲は江利の案内でシャワー室に居た。廃校になった際に老朽化した役場の問題もあって移転したが市町村合併の際に廃村になっており近隣の集落の為に幾分機能を残している感もある。更にここが避難所として機能を持たす為にも普段から使っている事を示す為に山村留学を受け入れている訳だ。
「あの、私は後で」
「気にしないって、この前まで似たようなモノがあったから」
玲が胴着や下着を脱ぐ、背が低いがプロポーションは整っており肌は白い……江利は唾を飲み込む。
「では……」
江利が全裸になると異常に発育した陰核が目立つ、もはや肉棒サイズだ。

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