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第二次性徴変性症
官能リレー小説 - 性転換/フタナリ

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第二次性徴変性症 7

「僕でよければ」
「OK……あっ、顔は写らないからね」
トスカが配慮するのも分かる……リーナも何度かモデルをしたがその度に芸能事務所からアイドルにしないかと来る、だが楊一族は台湾に亡命した中国人だ。今の中国は三国に分裂している……従来の人民主義と言う建前の共産党独裁の中国人民共和国、香港を中心にした欧米やA.S.E.A.N.&日本よりの南華人共和国、ロシア等との関係が深い少数民族らで構成している西亜細亜共和国だ……南華人と西亜細亜は中国から共産主義を根絶させる事は明白だ。何せ北京共産党は変性症研究に力を入れる余りに再男性化の治験を少数民族でやってしまった事が発覚してこれが内紛のきっかけの一つだ。
治験対象になった少女らは死亡か行方不明、更に農村部や農民工の出身の両親から産まれ変性症になった少女も対象になり彼女達も同様……最悪だったが現地に済む日本邦人で変性症になった子供を誘拐未遂が起きた。これで中国政府は完全に信頼を失ったのである。リーナの父親が亡命を決意したのもこの様な惨劇があったからだ……。

現中国政府、通称北京共産党は変性症研究に及び腰になっているのもこの一件がある。しかし隣国の高麗国も同様の事件を起こしておりこちらも変性症研究は消極的、医学界ですら“変性症研究したいなら海外へ”と素気なく言う程に……正直言えばデータを採取して他国に売るしかないのだが技量を見誤った医学研究者が出てくる、再男性化はノーベル医学賞も狙えるのは事実だ。しかし高麗国の教育水準では到底及ばない、大規模治験も根拠になったのは盗んできたデータ、しかも可也出鱈目らしく夫が言うには“ちゃんと基礎が出来ていれば見抜けた”と言う品物だ。
「じゃあ私時間来たから」
「がんばってね」
リーナは個室から出る。
「???」
「地下隔離病棟での仕事……」
日菜子は告げると玲は唾を飲み込む。
重度異常発情症地下隔離病棟……地下と言ってもこの病院は丘陵地帯に建設しており丘の地中に病棟がある。隔離しているのは患者のプライバシーを優先、幾多のセキュリティーゲートや管理している人員も刑務所にも採用されている品物だ。重度異常発情症の患者数が少なく新規発症者が数年に一人の割合で出てくる程度、後はリーナの様に軽度発症者で程良く性交の機会を与えれば日常生活も出来る。だが重度は全く日常生活ができない、それ故にこの様な処置が出来る設備も限られるのだ。
「OKですよ」
そつなく流れる音声にリーナは頷く……最後のセキュリティゲートを過ぎれば制限区域内で通信機材の持ち込みは制限される。そこが入院病棟だ……最初のセキュリティゲートが医療従事者やボランティアの更衣や入院患者の保護者の待機及び事務作業にガードマンの常駐エリア、次のセキュリティゲートは退出する際に身体を洗う区画を兼用している。
隔離病棟の病室は檻に近い、何せ常軌を逸しているのだ。ただ成人に近づけば個人差があるが性欲がコントロールできつつ最終的には治まる……その間は通信教育による学習するしかない。リーナは医療ボランティアとなっているが実質的にはセックスを介して患者を鎮静化させるのである。
「あら、リーナ……大丈夫」
「うん、もう吹っ切れた」
同じく軽度異常性欲症の小堺 マユは一人目の患者を相手した直後でミニスカ看護士衣類が肌蹴ており太腿に愛液が垂れた後もある。チラッと病室を見ると萎んだ肉棒をさらけ出す男児が大の字で寝ている。ここでは介護をし易くする為に包茎なら露出させるのである。
「新しい子が来たって聞いたけど」
「あの子よ……落ち着いたわ」
向かい側の病室には小学三年生位の男児が寝かされている。

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