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第二次性徴変性症
官能リレー小説 - 性転換/フタナリ

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第二次性徴変性症 31

中学や高校時代に幾度か強姦された少女を助けた事もある……だから中々本番行為まで及ばなかった訳だが。
「(玲もこうなるのかなぁ)」
篝は反って起つ肉棒を秘所に挿入すると声を出した。玲は一度寝ると中々起きない事は知っているのだ。



「ふぁ……」
玲は目を覚ました、パジャマは男女兼用デザインだが胸の辺りのボタンが今にも弾けそうだ……今度から短パンとTシャツにしておこう。スポーツブラを装着しTシャツを着て空手の胴着に着替えると部屋を出る、まだ夜明け前なので兄と篝さんを起こさない様にする。
「あら、玲ジョキング?」
「うん」
スニーカーを履くと日菜子は言う。玲の事だ止められないだろう。
「ちゃんと喋れるように倒しなさいよ」
「は〜い」
本当にこの胸になっても危機感が無い、いっそこのことあの橘さんに女にしてもらおうかと思ってしまう。

まあ夫には……最もバレたとしても日比谷師範代と組手が出来るのなら大丈夫だ。そう思いつつも玄関で玲の髪をセットする……ポニーテールだ。マグボトムとタオルが入ったウェストポーチを装着した玲を見送る。
「玲が出たのか」
「ええ、貴方に似たのかしらね?」
将は一足先にジョキングをしていた、昨晩は酒を飲んだので少しでも汗を出すべく……胴着姿なのはこの後朝稽古に出る為である。
「正弘は?アイツは……」
数分後、日比谷道場にて正弘との親子喧嘩と言う名のフルコン状態の組み手に発展したのは言う間でもない。日菜子は朝食の準備をしておく。


「胸が揺れる」
玲はジョキングして思う、体の感じに違和感がある……本当に女性になったと思う。すると秋田犬と共にジョキングする女性が見えた。
「玲君だよね、うぁ」
ご近所に住む東屋 梨美だ、そして飼い犬のタローが寄ってくる。
秋田犬であるが白毛であるのは戦時中に他の犬種との混血がした名残だ……夫の実家にて産まれ狩猟犬として適正が無かったので梨美が引き取り五年目、当然玲の事は知っている。玲が屈むと何時もの様にじゃれついてくる。
「あぁっ、もう!」
「大丈夫ですよ、タローぉ!分かっているんですから……」
頭をなでてやるのは何時もの事だ。子犬の時から撫でているので臆することはない。
「玲ちゃん、胸育ったね」
「はい」
「うんダーリンしっかり押さえておかないといけないわねぇコレ」
玲は笑うしかない、やはり女性は胸が大きいとそれなりに警戒するのだ。
「変性症の事を考えると息子は二人が理想ね」
まあ、この考えが定着したので少子化に幾分歯止めがかかっているが変性症になった女性が出産処か結婚すら踏み込めない現状もある。政府としては国民に潜む差別意識の排除に必死になるのも一昔の世代の変性症により女性になった方の中には後家に行き付いたケースも多い。それは同世代やその親の世代の差別意識の果ての結果ともいえる。息子二人が理想と言うのも老後の事を考えると合理的になる。
「で、女の子になっても続けるんだ?空手」
「はい、と言うか続けないと……」
これには梨美も分かる気がする。このルックスだ……この先何人血を見るか見当もつかない。小学高学年の背丈に爆乳と爆尻、そして可愛さも含まれるとなると……。
流血は必然である。梨美と玲の視線の先にはタローが居る、ペットの躾を生業にしているのでリード無でも安心なのだ……何分おせっかい焼きで犬の鳴き声で困っているマンションの住民が居れば即に対応した事もある。
「あ、今度さ……鹿肉やら猪肉やら送られるから」
「是非」
「神田川にも知らせているわよ、助かるわ。和食で扱ってくれると」
猟師をしている肉親が居るので狩猟銃で仕留めた獣肉が時折手に入る……意外だがこの手の肉は高級品である。
「ありがとうございます」
「いいのよ、日菜子さんには助けてもらっているし」
料理の面では本当に助かっているので獣肉のおすそ分けしている訳だ。

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