PiPi's World 投稿小説

第二次性徴変性症
官能リレー小説 - 性転換/フタナリ

の最初へ
 23
 25
の最後へ

第二次性徴変性症 25

正弘が勤めている運送会社である楠瀬運輸はどちらかと言うと小規模であるので尚更だが……これでも最近荷主が巻き起こすハラスメント行為が明文化されたので休暇が取れやすくなった。楠瀬運輸が扱う荷物の多くが建機や大型機械と言われている重量物なのだ。そして社内での正弘の立場も良いのは楠瀬運輸の社員ドライバーの多くが高卒でヤンチャをしていたと言う方なので割と良い関係だ、次期社長である従兄の社は黒馬運輸へ“修業”している。
「正弘も買いなさい」
「はぁ」
正弘はしぶしぶ水着を選んでいる間に玲は着替えて会計を済ませた。
「お手洗い行くから」
「間違えないでね」
入院中も何度か男性トイレに入った事もあるのだ。



「じゃあ私も行くから」
真奈美は付いていく事にした、玲には小学生時代に何度か助けて貰った事がある……本当に恋心を抱いた時期もあったのだがリーナが玲に対しての想いも何と無く知ってしまい、そのまま同じ中学校に進学……気軽に話せないと思っていた矢先にコレだ。真奈美はつくづく思う……百合に転がり堕ちかねない魔性のボディになった玲をまともに見られるのだろうかと?


数分後、真奈美は玲が使用している個室の前に居た。
「紫藤さん、ありがとう」
「うん……どう?」
「身体が自分ではない感じかな、胸は重たく感じるし、小水は座らないといけないし」
姉である久遠が聞けばどんな事になるのか……やや変態であるので予防線は張っておこう。

玲がトイレの個室から出ると真奈美は改めて思う……本当に大きい。
「ねえ、楊さんとセックスしたって本当?」
「……うん、研究の為に必要だから、彼女が第二次性徴異常症の異常性欲症っていうのは知っているよね?」
「小学校の時に聞いたことある」
「研究の為に必要だからね……今は空気や接触感染しないけど、変異すれば……」
真奈美は気が付いた。
「で……好みのタイプは?」
「はい?」
「男よ、まさかマサ兄様がいいって思ってないよね?」
「紫藤さんってもうセックスしたの?」
「うん……」
「里帰りの時に父方の従兄で何時もお世話になっている人が居て……大学生、そのエロ本を見ていたら、そのまま……でも後悔はしてないよ」
それ以上は言わなかったが後は分かる、玲は薄ら笑いをするしかない。洗面台から離れようとすると玲は少女とぶつかり少女が持っていたカバンが落ち中身が出た。すると小型カメラが出てきたのだ。
「!」
真奈美は小型カメラが作動していることに気が付く。
「あ、あのぉ!見逃してください!」
「誰に頼まれたの?」
真奈美は優しく問いかけると涙目になった少女は言う。
「お姉ちゃんの友達、あの、言われた通りにしないと」
「紫藤さん、この子をお願い」
スマホで状況を伝えつつも少女のカバンを持つ。
数分後、立体駐車場にて玲は先ほどの少女と一緒にいた。対峙しているのはお世辞にも育ちが悪い若者達であり玲を見た瞬間に手を肩に載せた男は玲の突きでコンクリ床に倒れている。
「この子に盗撮の片棒を担がせるなんてクズよね」
「チッ!お前も精液便所にしてやるよ、穴姉妹としてな!!!」
バタフライナイフを出した男に対しても玲は怯むこともなく透かさず蹴りでナイフを弾き出し、そのまま飛び蹴りで男の側頭部を強打。男はそのまま倒れる。
「このガキィィイ!」
倒れた男は何かを取り出し玲はそれを見た瞬間に倒れた。
「へへっ、こんな極上の胸滅多にお目にかかれないぜ」
玲は体を動かそうとしても動かない。男の手が伸びた瞬間にその男は視界から消えた。

SNSでこの小説を紹介

性転換/フタナリの他のリレー小説

こちらから小説を探す