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第二次性徴変性症
官能リレー小説 - 性転換/フタナリ

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第二次性徴変性症 24

「……やはりあの店よね」
篝は云うと晴海は頷く、この辺り一帯での豊乳たる少女や女性が水着を求めるのなら必ず来る所がある。
「玲、喰っておけ……この分だと結構連れ回されるぞ」
正弘はそういうしかない。
「ぃ、マーさん」
正弘は背後から呼ばれたので振り向くと悪友の一人でもある田所 守が居た。大学に進学しているがスーツを着ていると言う事は就活中だろう。
「よぉ、社畜予備軍」
「誰だ!!あのセーラー服の爆乳の」
「玲」
「変性症か……マーさんをお義兄さんって呼ぶ日もくるかな?」
悪友だが察しが良いのは助かるのだが、眼が座った篝には少し気が付くのが遅かったようだ。
「守、手出したら卒業怪しいよ」
結局、彼女にタピオカドリンクを奢る羽目になったが……それで済めば安いもんだ。
「どう?」
「本当に採用する気あるのかって言う位にな……」
お祈りメールを見せる守、やはり芳しくないようだ。
「マーさんが就職したのも分かるよ」
「俺の場合、何時デキチャッタと言われるか怖いんだよ……大学に行く暇は無い」
守も正弘と篝の父親の凄さは知っている、地元の不良らも警察よりも恐れるからだ。


ランチ後、久美達と一緒にその店に入る……一応篝と正弘、序に守も同行している。
「お客様、ありました」
店員も玲の胸に驚きつつも在庫を出してくれた。
やはり種類もデザインも限られる……胸の平均サイズに近い方が品揃えが良くなるのは需要と供給の原理を知っていれば分かる。
「ワンピース型にビキニはこれしかないですが」
ワンピース型は可愛いリボンに燕の尾の様なパレオがあり留め具付きで色合い的に言ってもウサミミバンドを付ければバニーガール、ビキニはスポーツブラに近いしパンツはスパッツ様になっているのが救いだ。
「大丈夫です」
スク水だと本当に危険なので日菜子はラッシュガードも選んでいた。
これも市立中学校と高校の制服切り替えと小学校での使用が解禁になったのは正弘と篝が高校時代に大規模な盗撮事件が発覚、所謂赤外線カメラを使った悪質なモノだ……篝が偶然にも盗撮犯を取り押さえた際に仲間に監禁されたが正弘が単身乗り込み日比谷の師範代と門下生が駆け付けた際には全員病院送り……警察沙汰になってないのは盗撮犯グループに属していた全員とその親らが病院送りになる程である傷害に関しての被害届を出さなかった事や日比谷先生の弁護力もある……最も盗撮犯の中には身内が御大層な御方も居たらしい。篝は無事だったが乗り込んだ時には制服を脱がされた状態だったので正弘がプッツンするのも無理は無い、よく歯が複数飛んだやら肋骨に罅が入った(これも骨折になる)程度で済んだと思う。主犯格の数人は余罪もあってか未だに刑務所、何よりもこれは前任の市長にとっては不利な状況になった……制服更新を認めなかった事が落選の原因になったが疑惑を呼ぶ事に。最も選挙権が十八歳に引き下がった初の市長選、さぞかし前任の市長は頭を抱えただろう。
結果は落選……やはり制服問題が不適切だったと言うのは選挙運動中に分かっていた事だ。悪い人ではないのだが……彼をよく知っているのも日菜子の実家が料亭であるからだ。
「あらにあうじゃない」
ラッシュガードが入った買い物カゴを持ちワンピース型の水着を試着した玲を見る、やはり胸の凄さが強調されている……守はスマホで撮影すればどーなるか分かる。
「……これ血を見る奴が何人でるんだろうなぁ」
「知るか、他の連中にも言っておけよ……篝にとっては弟みたいなモノだったからなぁ」
守の問いかけに正弘は呆れる、篝も水着を選んでいるので一度は海に連れていくべきだろう。
「正弘は大丈夫なの?」
「昨年買ったので十分」
高校時代から短パン型の学生水着を使用し卒業後も使用するも流石に使用限度が来たので昨年買い直した。それだけトラックドライバーは休みが取れにくいのだ。


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