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第二次性徴変性症
官能リレー小説 - 性転換/フタナリ

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第二次性徴変性症 110

玲は苦笑するしかない、仁も積荷を積んだ状態で峠道の登り車線を走っていると煽られ山頂辺りの車線で前に割り込みされ停止、口論になり割り込んで来た若者が熱くなり拳を振り上げるもヒョイと回避してカウンターしてK.O、仁はそれでも怒りが収まらずその若者の自動車のキーを引き抜いて山中に放り出したのである、今なら警察沙汰になるのだが……。
「一緒にシャワーかぁ」
あれほど射精したのにムクっとなる肉棒、礼の奴栄養が付く料理を作り置きしていたな……無理もないレーサーは体力勝負だ。

ドラム式洗濯機に玲の衣類を洗っているので玲は総一郎のワイシャツのみだ……。
羽織っているのは玲の胸が如何に大きいのか物語っている。無毛の痴丘には少々肥大化したクリ〇リスがあり瑛は常に股を少し開いている。太腿の上に父のお下がりのノートPCを載せて文章を入力していく。コートはプリンターに繋がっている。
「総一郎さん、こんな感じですか?」
「OK、ごめんなぁ。仕事手伝って貰って」
総一郎はシャワーの最中にスマホにビジネスLトークの内容を見て急いでサザンRLUの資料を纏めているのだ。今朝の海外高級スポーツカーとPCによるカーチェスの一件で複数の県警から資料請求が来たのである。特に現ユーザーのレポが欲しいと言う事で三沢自動車社内で営業担当がサザンRLUを持つ全社員に要請されたのである。玲はある程度PCで作業できるのは兄や篝から教えられたが父が言うにはPCを扱えないと会社にとっては即戦力にならない、それ故に中学入学時にこのノートPCを貰ったのだ。
「多分仁伯父さんが巻き込まれた事故ってこれだと思う」
「間違いないな、突っ込んで来た車種って……あ〜これは停車して免許取り消しになった方がよかったな」
仮に社員が起こせば解雇だろう……。
「車種がムルシエラゴって……運転難しいのですか?」
「MTかセミATでも馬力が大き過ぎるとタイヤに負担がかかる……摩耗がメーカー想定よりも早く進むと……バーストする」
最も道の駅に辿り着く以前にバーストが起きれば死亡事故になっていた可能性がある。無論トラックドライバーにとってバーストは避けるトラブルであり街中で起れば歩行者やバイク/自転車に乗っている方にも状況次第では命を落とす事もあるし車体が損壊する事も……。
「警察がこの車種を検討しているって言う事は峠族対策だろうな、ある意味じゃモータースポーツ後進国って呼ばれても仕方ないさ。この国は五輪競技にならないと政治も金も動かない」
確かに日本車の性能面は優れているが日本人レーサーに成功者が出ないのも事実だ。
「さてと……こんなもんかな?」
「送信しないんですか?」
「送信はするけどバックアップは取っておくのが決まりでね」
提出書類を纏めたケースを鞄に入れる、三沢自動車は工場や研究室での叩き上げの役員が多くPC操作がスムーズにできる、これには創業時から自動車部品で電装系開発と製造を受けている緑芝電気工業がPCも手掛けており当初から“老人にも使えるPC”を目指しており当初は冷笑を受けたが、IT化が進むにつれて笑い事では無くなっている。その影響で社員はPC操作を出来なければならないがタイピングまでは求めてない。
「三沢自動車本社工場によるけどいいかな?」
「でも、大丈夫なんですか?部外者が敷地内にはいって」
「裏技がある」
三十分後、玲は裏技の意味を知った……三沢自動車本社工場の一角には修理工場もあり主にトラックがメインであるが乗用車も引き受ける、何よりも他社の車種でも歓迎する程であるので中型/大型トラック高速道路でトラブルになり移動不可でレッカー車に牽引されて来る事もある。
「資料写真撮影ねぇ……点検を兼ねてって、素早いな」
総一郎とは馴染みの修理工場工場長は苦笑しつつも総一郎のミサワサザンLRUを専用リフトで持ち上げる。幸いにもガラガラであって飛び込みで工場の施設を使わせてもらった。
「あれ……あのフルトレーラーって」
玲は見覚えがあるミサワロードポーターを見つけた瞬間に背後から声がした。振り向くとショートヘアにした気風が良い女性が呆れた表情になる。
「玲っ……はぁ、本当に女の子になったんだぁ。うぁ……」
「彩音従姉さん、どうしてここに?」
「異常警告表示が出たからね……帰社するよりもこっちに寄った」
工業団地に近いのも利点であるのだ。低床四軸大型トラックをジャッキアップ出来る機材があるのはここだけなのだ。

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