PiPi's World 投稿小説

第二次性徴変性症
官能リレー小説 - 性転換/フタナリ

の最初へ
 104
 106
の最後へ

第二次性徴変性症 106

若女将はスマホで見ると楠瀬社長は顔こそは映されてないが事故目撃者として報道記者のインタビューに応じておりワイドショーの方もコレを転用している。出迎えた若女将が居るのが本館で戦前からある由緒正しき木造建造物であり奧には昭和の高度経済成長期に追加された別館がある。少し離れた場所にバブル期にホテルになる筈であった新館がある。
「暫く世話になるよ」
「ゆるりとしてください」
別館の標準客室に通される、まあ飛び込みだったがこっちのほうが気楽だ。
「温泉はいろうよ!」
迅は頷く。



客室に用意された浴衣を着る、未希には体形に合わせてミニスカタイプだ。そしてここでは“普通の下着”は着用しない……着用する時には“奥座敷”の敷地外に出る時位だ。若女将に至っては夫の指示で着物の内側にはボンテージ衣装を着こんでおり焦らしの最中、女性従業員らも煽情的な下着を着用している。宿泊客に買われる事もあり何人かは変性症により女性になった人もいる。
「子供とかいたな」
「うん、大人に服従しているかマゾか恋人だね……」
先程廊下ですれ違った大人の女性はどう見ても未成年少年二人を侍らせていたのだ。しかも尻の辺りに手を添えて……。
「私も小学生に見えたかもね」
「……はいはい」
未希は本当に背が小さく胸も控えめで服装次第じゃ小学生にも見える、東京でも補導員が誤認してしまって騒動になった事も……これも彼女が仕事であんまり表に出たくない理由の一つだ。
これでも仕事の量が変わらないのは18禁作家にしては珍しい……。
「何処に行く?みんな混浴だし」
一応男女の区別している湯船はあるのだが……そこで平然と本番行為がされている事も珍しくない、これが奥座敷が会員制である所以だ。迅の場合は社長が会員であり身元が保証されているとして準会員扱い……奥座敷に必要な物資を運んでいるのも迅が所属する運送会社である。


「さっきすれ違った方は大人ですよ」
「マジかよ、あれ小学生見えたぞ」
「第二次性徴が不調になった人かしらね……ふふっあの人も貴方らの股間を見ていたから」
一崎 卓は兄貴分の堂山 輔に告げた、その様子をマダム秋子は微笑み二人の尻を弄る。中学生少年の弾力ある尻肉は浴衣越しでも格別である。
「やっぱり、若い子の方がよかったかしらね?オバさんよりも」
「あ〜そー言う事じゃなくって、そのぉ」
「輔君はお母さんが夜の蝶だから減滅するでしょ……」
輔は首を横に振った、離婚した原因は明らかに父親と祖母である事は小学生だった自分でも分かる、それ故に父親すら会おうとしない……。
「みんなが待っているわよ」
そう、二人は夏休みに入った途端にマダム秋子に招待されて情事旅行の最中なのだ。
「それにしても峰沢君は残念ね……」
マダム秋子も峰沢の事は把握しており同情はしている。
「どうなるんですか?」
「海外の媚薬や精力剤は日本未承認のモノが多いしそれをカクテルして過剰投与、未成年でも心停止しても不思議じゃない状況ね」
マダム律子の友人で二人には今回初顔合わせになるマダム節子が言う、本職が薬剤師であるが大手薬局チェーン社長、投資家の夫が事の成り行きで買収してしまい薬剤師の資格を持っていた自分が取締役に就任したが程なくして社長に……就任して社内外での案件続きにより長期休暇を先送りにしていたが漸く休めた。無論彼女もサプリメントを扱う以上は峰沢の事はツテで聞いている。

SNSでこの小説を紹介

性転換/フタナリの他のリレー小説

こちらから小説を探す