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女性化パラダイス
官能リレー小説 - 性転換/フタナリ

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女性化パラダイス 2

腕や足は細くなり、ウエストは引き締まり、胸は大きく膨らんでいる。ヘニスや睾丸は消失し、代わりにクリトリスが形成された。子宮や卵巣もちゃんと形成されているので、出産だってできる。
一般に性転換手術と呼ばれる性別適合手術に見られるようなリスクもなく、より安全でより完全な女体化が果たせることが確認されたのである。

智明は大いに喜んだ。子供の頃からの念願だった、完全な女になることができたのだ。
智明は天才的な頭脳の持ち主だが、子供の頃から、身体が男で意識が女といった性同一性障害に苦しんでいた。それでも何とか男らしくあろうと頑張ってきたが、とても辛く苦しい日々を重ねてきた。
それ故、智明は、男体を完全な女体に変化させる研究に心血を注いだのだ。そして、遂にそれが完成したのである。

脇毛や陰毛を含め、首から下の体毛は全て抜け落ち、産毛一本すらなく、全身の肌がとても艶やかだった。ここまで脱毛が促進されたのは、どうやら薬の副作用だろうと智明は判断した。

脇、腕、腹、太腿、脛と、産毛一本ない自身の艶やかな肌を撫で、智明は満足だった。
「むしろこの方がさっぱりしていい!すっきりしていい気分だわ」
脇毛も陰毛も、体毛なんてないほうがいい、頭髪と、あとは、顔を構成する眉毛と睫毛があればそれでいい、智明はそう強く感じた。そして、この結果を元に、素晴らしい脱毛薬も開発してみようと考えた。

その後、性同一性障害者を対象に臨床試験を行ったが、無事に効果を発揮し、国も、それまでの性別適合手術に比べて遥かに安全で、完璧に女体化できるということで承認したのだった。
また、この女体化薬に少し遅れて、前に述べた、女同士でも性交して子作りができる薬も完成し、公表された。国も少子化問題の打開策になればと考え、この薬を承認し、同時に、女性同士の同性婚を法律で認めた。

一連の薬が承認されてから間もない或る日、渡瀬由起という24歳の女性が神栄製薬を訪ねた。神栄製薬は智明が勤める製薬会社で、K大学との共同で女体化薬の開発に当たっていた。
由起は例の女体化薬のことで智明に相談があると言い、智明は応接室へ由起を通した。

「実は私…」
由起はソファーから立ち上がると、智明の目の前でスカートを脱ぎ、パンツを膝の所まで下ろした。すると、由起の股間には男性器と女性器の両方が付いていた。
「御覧のとおり、私、フタナリなんです」
由起が言うには、智明らが開発した女体化薬でもって、両性具有の身体を完全な女体に変えられないかとのことだ。
「私に、そちらで開発した薬を試させてください」
「えっ!?」
「私、何とかして完全な女になりたいんです」
「しかし、どんな結果になるか…」
「かまいません。どうかお願いです」
由起は、小さい頃からこの身体のせいで化け物呼ばわりされ辛い思いをしてきたこと、自分の他にも同じ身体をした人達を知っていることを話した。
「わかりました」
智明はオーケーした。

由起は早速、薬を試すことになった。まず、渡されたカプセル剤を飲み、それから30分経ってから注射をされた。
智明が由起の頼みを承知したのは、由起の必死な訴えに動かされたせいもあるが、どのような効果を示すか、研究者として感心があったのである。
注射をしてから暫くすると、由起はソファーの上で苦痛に喘ぎ、胸や股間に手を当て、間もなく気を失った。
数時間後、目を覚ました由起を智明は更衣室へ連れて行った。

「さあ、全て脱いでみてください」
「はい」
由起は智明の前で全裸になった。すると、股間からは男性機が消え去っており、縦長の割れ目のみがあった。他に、目立った点として、胸の膨らみが幾らか増し、この薬特有の副作用の為、首から下の体毛が全て抜け落ちた。
この後、智明は由起をK大学病院に連れて行き、検査を受けさせた。その結果、由起は完全な女の身体になっていることが確認された。
こうして、智明たちが開発した女体化薬はフタナリにも有効であることが実証されたのであった。

フタナリの由起に投与したところ、胸の膨らみが増し、髪が長く伸びた。これは薬の影響で女性ホルモンの分泌が増進された為と思われた。完全な女性の身体に投与した場合、どうなるか、智明は気になった。
数日後、智明は1人の女性の訪問を受けた。進藤令子というK大学の学生で20歳、神栄製薬を傘下に置く進藤グループ会長の娘だった。

「例の薬のことなんだけど」
令子は、首から下の体毛が抜けて全身の肌が艶やかになったり、胸が大きく膨らんだりする、そういった女体化薬の副作用に注目し、自分が試してみたいと話した。
「うまくいけば、とても美しい身体になれるかも…」
「やめておいたほうが…どうなるかわかりませんから」
智明は最初、思い止まるように話したが、令子は引き下がらなかった。智明は、完全な女体に用いた場合の結果が気になっていたこともあって、令子の申し出をオーケーした。

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