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〜男が女に憧れて〜自分が変わるまで〜
官能リレー小説 - 性転換/フタナリ

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〜男が女に憧れて〜自分が変わるまで〜 4

「けは…あ―あ―あ――、あれ?」
「だっははは!!カマかよ!?はは」
義一が腹を抱えて爆笑する
これはしばらくツボにはいったと本人は言っていたが。
「うるせー!!けほっ…しばらくすりゃ治る…かな…」
なんだか自信が感じられなかったが真はこの声が嫌いらしい(男が女声だったらそれはだれでも…)
「カラダいてぇ〜!!」
「ほんとお前医者行った方がいいんじゃねぇの??」
「でもな……医者キライだ」
「つべこべ言うなって」
ぽんと肩に義一が手を回した
そのとき少しだけ「つっ」と痛そうな声を真は出したが
「だけどよぉ」
真がまだ渋る
「はいはい、なんかあんだろ?なぁ?あれか?女っぽくなったから下見られんのやなんだろ?実はほうけ………」
「ちげーよ!!ちゃんとむけてらぁ!!!」
真が赤面しながら怒鳴る
「とりま、今日は迂濶に喋るな。番格のお前がそんなみっともない声だと他校のやつらにばれたらヤベェだろ?」
義一が先程とは違い、深刻な顔をして言った
確に最近はやれどこが強い、やれあそこはザコい等と、縄張り争いが耐えないのだ
そこに情けない声で真が言う
「まぁ……ガンとばせば大抵ビビるけど声出したらやばいかもな」
「牙城は主力メンバーなんだからな!!」
いくらか期待をされても困るしケンカもさほど好きじゃないのに………何故か校内ナンバーワンにされているし……
 
「あのなぁ…俺は、別にナンバーワンになりたいわけでもないし、ケンカもしたくねぇよ!!」
「あーあ……やっぱ喋んな…まじ萎えっから…」
義一がこう言ったのは声は本当にかわいい女の声なのに…目を開けるとそこにはゴリラ男がその声を放っているからだ
「…んじゃ喋れねぇだろうが」
「まぁ…なぁ…必要最低限喋るな!!あとはミツにでも頼んで代理で喋ってもらえ!!」
だんだん現実のギャップにイラつき始めた義一が真に怒鳴った

義一がうるさいのに気付き、先生がこちらに近付いてきた
そして義一に注意をすると授業点を減らした
真は人がよく、ケンカさえしなければ(無理矢理やらされてるのだが)信頼もそこそこあるからこのような場合は先生には多目にみられる
      
キーンコーンカーンコーン――――
     
授業が終り真と義一は制服に着替えた。
真は次の授業の準備をして、義一はヤニ切れしたので屋上でふかしてくると言って屋上へ向かった

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