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作品ドロボウ バーニングジュン
官能リレー小説 - 性転換/フタナリ

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作品ドロボウ バーニングジュン 9

「お兄ちゃん!」
蒼はジュンの身体に飛びつき、唇にキスをした。
「ん…んん…」

「お兄ちゃん、これ…蒼のファーストキスだよ!」
蒼はそう言うと、ジュンの目の前で服を脱ぎ始め、一糸まとわぬ姿となった。

「蒼ちゃん!」
蒼の突然の行動に、ジュンは驚く。
「お兄ちゃん、よく見て。…私、初めては純お兄ちゃんとしたかった…」
蒼は訴えるようにジュンに言う。
「蒼ちゃん…僕はもう…」
ジュンには蒼の気持ちが痛いほどよくわかった。ジュンだって蒼のことが大好きだ。
しかし、自分はもう女なのだ。蒼の思いに応えることはできない。

「お兄ちゃん、私を抱いて…今夜だけでいいから…私のことを愛して」
蒼は目を潤ませながら言った。
「わかったよ…蒼ちゃん!」
ジュンも覚悟を決めた。

ジュンはまず、白いブーツを脱ぐ。次に、両腕のブレスレットを外す。
左側のブレスレットはスーツの起動スイッチと制御装置になっている。ここにジュンの指紋や声紋などが登録されていて、バーニングジュンのスーツの機能はジュンにしか起動できないようになっている。

続いて、白いグローブを脱ぐ。更に、ベルトを外し、セパレーツの水着のような白いプロテクターを脱ぐ。あとは、全身を包む、真っ赤なレオタードとタイツで、それらも脱いで、残るは下着のみとなった。
下着はスーツのための専用下着で、もちろん女性用だった。ジュンはそれも脱ぎ、一糸まとわぬ姿を蒼の前にさらした。

「お兄ちゃん…綺麗!」
蒼は、ジュンの裸身の美しさにうっとりとなった。

「ねえ、毛が全然生えてないけど…脱毛処理したの?」
蒼はジュンの裸体を見て、首から下に体毛が全くないことに気づく。
「性転換の副作用なんだ。あれから全然生えてこなくて…でも、その方がスーツを装着する上で都合がいいって…」

蒼は自分の身体と比べて落ち込む。
まず蒼の体毛だが、年齢から考えると毛深い。
既に陰毛はしっかり生えて濃いし、処理しないと下着からはみ出るレベルだ。

そして腰回りはまだ女になりきってないずん胴。
女として美しいまでのクビレを持つジュンに及ぶ訳が無い。

そして胸は、蒼を遥かに超えるGカップ。
綺麗なお椀型の美乳に小さく美しい乳輪と乳首。
色合いも白磁の肌によく合う淡いピンクだった。

蒼も成長途上、まだまだ大きくなる余地があるロケット型Dカップ。
年齢を考えると十分巨乳だ。
だが本人が気にしてるのは大振りでぷっくり盛り上がった乳輪・・・
海外ではパフィーニップルと呼ばれ大人気だが、年齢に似合わぬ卑猥さを与えていて本人はコンプレックスである。

そして、オシリ。
ジュンのキュートで引き締まってつり上がったプリプリのオシリ。
彼女の抜群のスタイルを体現するような部位だ。
対して蒼・・・
ボテッと大きなお尻は男好きする安産型だが、ぴっちりとしたスカートや体操着なんて着ると下着のラインがくっきり見えてしまうエロ尻と化すのだ。

「お兄ちゃん…綺麗過ぎるよ!…どうしてよ?元は男だったのに…」
蒼は、ジュンの抜群のプロポーションに、自分との格段の差を感じた。
「いやーっ!僕が女に生まれて無事に成長してたらこうなっていたっていう、その結果なんだって…」
ジュンは照れくさそうに言う。
「そうなの?」
蒼は嫉妬と羨望の眼差しでジュンを見つめる。
「蒼ちゃんだって、中一にしては結構いい体してるよ。4、5年先が楽しみだよ」
ジュンはそう言って蒼を励ます。

「お兄ちゃん…元々お母さん似だからね!だからそんなに美しいんだね!」
ジュンの母の美奈子は、天才科学者である神崎進の妻にして優秀な助手であり、また、とても美人でスタイルも抜群である。純はその母親似の美少年だったが、女に性転換して、その母親譲りの美貌やスタイルがより強調されるようになった。

純は頭脳も大変優秀で、蒼と初めて出会った9歳の時には高校3年生相当の学力が備わっていた。その上、運動能力も優れていて、スポーツ万能であった。

今ではスーツのメンテナンス程度ならやってしまえるぐらいだった。

だが、そんなジュンにも弱点はある。
それが、抑えきれないほどに高まる性欲であった。

それは性転換の副作用と言うべきもので、こればかりは神崎博士を持ってしてもどうにもできなかった。
いや・・・
彼はジュンの性能的に問題がないから放置してたと言った方が正しい。
しかし、抑え切れない程強烈な性欲が、しばしばジュンに襲いかかり
、最初の頃は狂ったようにオナニーをしてしまった。

勿論ジュンは男であったから、その性欲は当然最初は女にしか向かず、恐らくペ○ス挿入で鎮まるのだろうが、なかなかそこまでいけなかった。
しかし、ジュンの性欲は自慰だけで解消できるものではなく、神崎博士は事故で重傷・・・
発作で狂い悶えるジュン・・・
そのうちジュンの性欲発散は母の美奈子が請け負う事になった。

そして、結局・・・
死期が近いと悟った神崎博士が水谷博士にジュンを託すと言う選択をした訳だ。

その水谷博士の所に所属替えする前に蒼に会いに来たのが今だった。

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