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呪われた学園
官能リレー小説 - 性転換/フタナリ

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呪われた学園 2


「そう緊張しないで良いのよ。私達だってあなた達と同じような変化を遂げてきたから」
「それに学園長からはあなた達にあの痣が出来ているからって聞いていたし」
痣が現われるのは首だったり、腕だったりとそれぞれ異なっているので、
異変が生じて初めて呪いが発生した事が把握される事が少なくなく、
「もし良かったら、ここでどう変化したかを見せて貰って良いかしら?」

戸惑う遥に晶が、
「小さい頃は一緒にお風呂に入っていたじゃないの」
晶が恥ずかしがる遥の制服を脱がしていくと、
「林君の陰茎の委縮がだいぶ進行して、南さんは小さいけどもう陰茎が形成されている」

遥は恥ずかしいというよりも、男としての自分が否定されるのが怖いようであり、
「な、何かの間違いですよね。きっとそう・・・」
すると晶が、
「私も男になる事には不安を感じるけど、きっと大丈夫だよ」

不安なのは自分だけじゃないと感じた遥は次第に落ち着きを取り戻し、
検査を済ませて保健室を出ると、
「確かに何とかなるって考えるしか無いよな」

「学園長、これが現段階で把握している呪いに関する情報です」
里奈が匿名の投書などからまとめた書類に光江が目を通すと、
「mtf、つまり男から女へと変化しているのが17名、ftm、女から男に変化しているのが11名ね」
「はい、新入生のおよそ2割弱とこれまでの平均より少し上回る程度です」
すると光江が、
「樋口さん、比率よりもあの頃の私達のように悩み苦しんでいる筈の彼らにどう接するが大切なの」

里奈は一瞬戸惑って、
「すいません、先輩じゃなくて学園長」
「あなたばかりに押し付けるつもりは無いけど、やはりこの問題は養護教諭のあなたが頼りだから」

一方、遥達は、
「遥ちゃん、制服似合っているよ」
「遥ちゃんは止めてくれ。それに元は晶の制服だろ」
「女になったから遥ちゃんでも良いじゃないか」

「それにしてもさ、まるでこうなる事を予測したみたいだよね」
まるで晶の指摘に、
「最初は少し男の方が多いなと感じたけど、私達が性転換したせいでほぼ男女比が釣り合った訳だからな」
「遥、口調がまだまだ男っぽい」
「そんな急に口調まで女っぽくできるか。それにお前だって同じようなもんだろ」
「う、うるさいな」

すると、
「ねえ、あなた達、今日からプールなんだけど水着とかは大丈夫なの?」

それを聞いて遥も明も恥ずかしくなってしまい、
「だ、大丈夫だってば」
「そ、それくらい用意してるわね」

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