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邪淫女神イムラーン
官能リレー小説 - 性転換/フタナリ

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邪淫女神イムラーン 140

倫子はそんな事をせがまれ慌てるがすぐにある事に気づきジーンズのポケットに右手を突っ込む。
そしてポケットからある物を取り出すと

「ええっと里見さん」
「あっ私も莉緒で良いので」
「ついでに私も詩織で良いので」
「それじゃ莉緒さん詩織さんのジェスチャーはあながち間違ってないわよ!その証拠にこれを見て」

二人に加奈の写真を二枚取り出したのだ。
その写真は加奈の上半身と全身を写した物で当然二人に見せたのは裸体ではなくワンピースを着ていた物である。
勿論だが本来の目的は倫子自身のオナニー用のおかずである。
詩織は倫子が差し出した加奈の写真を手に取ると

「これがこの証拠よ!これで莉緒も信じるわよね」

これでもかと加奈の写真を莉緒に見せつける。
ところが莉緒は加奈の写真を見た瞬間に

「・・・」

まるで金縛りにあったかのように硬直し加奈の写真をじっと見つめ続ける。
莉緒にとってそれは衝撃的だった。
だった一枚の写真を見ただけなのに一昔前の女性歌手が『ビビビッ!』と形容したように身体全体に電気が走ったのだ。
しかも莉緒の敏感なところがジンジンと徐々に痺れ始めていた。

「お〜い莉緒ぉ寝ているのかぁ?」

ピクリとも動かなくなった莉緒を見て詩織は右手を莉緒の顔の前で振りだす。
すると莉緒はすぐに詩織の右手に気づき我にかえる。

「あっ・・・あれ詩織?何をしているの?」
「それは私が言いたいセリフよ莉緒ったら写真を見た途端に固まっちゃってさぁ」
「そうだったの・・・ゴメン」

莉緒はすぐに詩織に詫びをいれると今度は倫子に振り向くと

「あの・・・倫子さん」
「何?」
「あの詩織が持っている写真を分けて貰ってよろしいでしょうか?」

莉緒は加奈の写真を分けて貰うのを倫子にお願いしたのだ。
それには詩織も倫子の方に振り向き

「なら私にも分けて欲しい・・・だってこんなに胸が大きいのに綺麗な形をしている人なんて滅多に居ないもの」

自分にも分けて欲しいとお願いする。
倫子は困った顔をするものの二人の顔・・・特に莉緒の顔を見て

「まぁ良いか但し詩織さんが手にしている二枚だけね」

倫子は詩織が手にしている二枚の写真をあげたのだ。

「ありがとう倫子さん」
「ありがとう・・・ございます・・・」

倫子のプレゼントに二人は頭を下げて礼を言う。
そして詩織は写真を分けると

「私はどっちでも良いけど莉緒はどっちにする?」
「私もどれでも良い」
「じゃ私は上半身の方で莉緒は全身ので良い?」
「良いよそれで」
「じゃあ決まりね」

詩織は加奈の全身が写った写真を莉緒に渡す。
そして二人は莉緒の買い物に行くので

「それじゃ倫子さん私達は用があるのでこの辺で」
「ええ・・・また何時でも寄ってね」
「それじゃまたね」
「失礼します」

二人は別れの挨拶をして倫子から離れその場から去って行く。
倫子はそんな二人の後ろ姿を見つめていた。
特に莉緒の姿を見て

「もしかしたら・・・」

何か自分と・・・いや友記達イムラーンや栓女と同じものを感じとっていた。
そして建物の中に入ろうとして不意に右手をジーンズのポケットに突っ込むと何か違和感を感じた。

「あれ?何か写真が足らないような気が・・・気のせいよね・・・きっと」

倫子は、まさかと思ったが取り合えず写真を取り出し確認する。
だがそんな時は大抵まさかが本当になってしまう。

「あっ!やっぱり一枚足りない」

そう詩織と莉緒に渡した加奈の写真が二枚じゃなく三枚も渡ったのだ。
しかもその余計に渡した一枚は加奈の爆乳乳房を露にした上半身のヌード写真だったのだ。
倫子は一瞬焦ったがすぐに

「今から追いかけても何言われるかわかんないし・・・それにもし莉緒さんに渡ったんならそれはそれで面白いかも・・・」

敢えて二人を追うのを止めたのだ。
仮に二人・・・いや莉緒の方に加奈のヌード写真が渡り見たらどうなるのか見てみたい気がしたのだ。
逆に詩織の方に渡ってもそれはそれであの性格なら喜ぶと何故か思っていた。
そして倫子はそのまま

「んじゃ私も早く中に行かなきゃ」

そう言いながら今度は井村先生の手伝いをする為に建物の中へと入って行った。
こうして建物の周りは静けさを取り戻す。
勿論その地下では何時もの如くイムラーンを主として淫らな集会が始まろうとしているのは言うまでもない・・・


倫子から別れた詩織と莉緒は予定通りに莉緒の買い物を済ませるとそのまま莉緒の家に寄り二人でテスト勉強を始める。
しかし倫子と別れてからの莉緒の様子がちょっとおかしくなっていた。

「はぁ・・・あん・・・」
「莉緒ちょっとどうしたの?何か顔か赤いし具合でも悪くなったの?」
「えっ・・・うっううん・・・買い物してから・・・ちょっと・・・ねっ・・・」
「そっか・・・それじゃ今日の勉強は止めて莉緒は横になってゆっくりと楽にしてなさい」
「うっ・・・ううん・・・」

詩織は莉緒が無理しないようにテスト勉強を止め帰り支度をする。
そして二人は玄関に行くと

「それじゃ今日はゆっくり休んで体調を整えて明日学校で会いましょう莉緒」
「ううん・・・」
「んじゃまた明日ね・・・ちゃんと休むんだよ」
「ううん・・・わかった・・・」

詩織はそう言って莉緒の家から出て家路に着く。

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