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邪淫女神イムラーン
官能リレー小説 - 性転換/フタナリ

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邪淫女神イムラーン 139

それは加奈や倫子だけで無く詩織とてぶつかった後も格段変化なく物事が進んでいったからだ。


詩織はランキングを終わった後シャワーで汗を流し朝食と学校の準備を終えると直ぐ様学校へと向かった。
そして学校に着いてからもつつがなく物事は進み授業も終えて帰宅の準備に入る。
ちなみに詩織は陸上部に入っているが中間テスト直前なので部活動は禁止期間に入っている。
するとある生徒が詩織の教室に入ってくる。

「詩織ぃ!一緒に帰ろう」
「あっ莉緒(りお)もうちょっと待ってて」
「分かったから早くしてね」

詩織は莉緒と呼んだ生徒を待たせて慌ててカバンに教科書やノート等を詰め込む。
そして終えると詩織は莉緒と一緒に教室を出た。


詩織と一緒に教室を出た莉緒のフルネームは里見(さとみ)莉緒。
詩織と同じ四中の二年生で今はクラスこそ違うが小学五年生の時に同じクラスメートになってからずっと友達である。
中学生になって莉緒は部活には入ってないが友達とあってかテスト期間の時は何時も一緒に帰ってはテスト勉強等をしていた。

「詩織ぃ」
「何?莉緒」
「私の家に行く前にお母さんから買い物を頼まれたんだけど付き合っても良いかな?」
「それは良いけど」
「良かった・・・それじゃさっさと買い物を終えてテスト勉強をしましょう」
「ええ」

こうして二人は近くのスーパーに寄りに何時もの帰り道から逸れてゆく。
すると詩織はある事に気づく。

「あっ・・・此処は」

そう・・・
このスーパーへの道はたまたま今朝詩織が加奈とぶつかったあの集会場入口の前の道だったのだ。
しかも既に近所に居る女性達が集まっておりその中には

「あれ?何故こんな所にママが居るんだ?」
「私のお母さんも居るよ」

二人の母親も居たのだった。
二人はすぐに

「ママ!」
「お母さん!」

と母親に声をかけるものの二人の母親は気づかず仲間の女性達と共に建物の中へと入っていった。

「ママ・・・声をかけたのに気づかなかったのかな?」
「まあ他の人と楽しそうに話してたからしょうがないか」
「それより私のママと莉緒のママが友達だったなんて知らなかった」
「私も」

二人はそう言い合いながら二人の母親が入っていった建物を見つめていた。
そして二人以外で周りの女性達が建物の中に入ると代わって皆が入ったのを確認する為か倫子が建物から出てくる。

「今日はこれ位かな・・・あれ?あの娘は確か朝に出会った娘じゃ?」

すると倫子は道端に立って居た詩織と莉緒を見つける。
すると倫子は空かさず二人にお辞儀をすると二人の元へと駆け寄る。
二人も倫子の様子を見て頭を下げる。
そして倫子が二人の元に着くと

「はぁ!はぁ!また会ったわね・・・確か武上さんだっけ」
「はい」
「その後の身体の方は大丈夫だった?」
「ええ私の方は大丈夫です其よりあの女性の方は大丈夫でしたか?」
「あっ加奈様の事ね加奈様なら大丈夫ですよ」
「良かった・・・」

倫子と詩織は朝方の件で改めて詫びを入れ合う。
すると会話の輪に入れなかった莉緒が割って入る。

「あの・・・朝方の件って何ですか?」
「あっ莉緒ゴメン」
「あっごめんなさい武上さんのお友達が居たのね・・・もし良ければお名前よろしいかしら」
「あっはい!改めまして里見莉緒と言います」
「改めて私は井村倫子と言います宜しくね里見さん」
「はい」

こうして倫子と莉緒は頭を下げ改めて自己紹介をした。
すると莉緒は自身の知らない事を話していたのに気づく。

「ところで詩織?その“加奈様”って誰の事?」
「えっと・・・実は今朝ランニングしていたらその人とぶつかってしまったの」
「へぇそうなんだ」
「しかも凄く綺麗だし物凄く胸が大きくて思わす見惚れちゃうの!もっとも名前は今初めて知ったんだけどね」

詩織は莉緒に加奈の事を説明し合わせて両手を動かしジェスチャーで加奈の胸の大きさを示す。
そのオーバーなジェスチャーに莉緒は思わず怪訝そうな顔して詩織に言う。

「詩織ぃ幾ら何でもそんなスイカよりデカイ胸をしてしかも物凄く綺麗な女性なんてこんな町に居る訳ないじゃん」
「本当だって!信じてよ・・・もう井村さん・・・」
「あっ私の事は倫子で良いわよ」
「それじゃ倫子さん私が言っている事が本当だって莉緒に教えてくれませんか?」
「えっ?そう言われても・・・」

詩織は自身が言っているのが本当だと莉緒に証明する為に倫子にせがむ。

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