女刑事特殊課 61
霧島は介添人から指輪を受け取ると、夏美の指にダイヤモンドのエンゲージリングを通す。
そして夏美も同じようにして霧島の指にリングを嵌めた。
夏美「私、先輩と結婚できて本当に幸せよ…」
涙を浮かべて微笑む夏美の姿は素晴らしく綺麗だった。
その姿を眩しそうに見つめる霧島も心からの気持ちを伝える。
霧島「私もよ…夏美」
チュッ。
2人の唇が重なった。普通の結婚式では唇を合わせるだけのキスだが、ふたなり教会ではディープキスが普通だ。
…クチュッ。ヌチュッ。
舌を絡め合い、歯茎を舐め合ってお互いの唾液を流し込む。
それにつれて股間はムクムクと盛り上がり、密着した2人の身体の間で勃起した2本のチ○ポが擦れ合った。
薄い絹のランジェリー越しに感じられる、お互いの熱く火照った亀頭の感触。
ぐしゅっ!! ぐしゅっ!!
(…あああああ〜ん!! 公衆の面前でHなことするのって…。とっても…気持ちいいぃ〜〜ッ!!!)
ドプッ!! ドプッ!!
口腔愛撫と兜合わせの快感に酔いしれながら霧島と夏美は思いっきり射精した。
透け透けのパンティからぶくぶくと泡のように大量のザーメンが噴き出し、ボトボトと足元に滴り堕ちる。
パチパチパチ…!!
2人が射精した瞬間、参列者からは一斉に拍手が巻き起こった。
百合「おめでとう!!」
愛香・彩花「おめでとう〜!!!」
遥「おめでとさん!!」
寧々「…おめでとう…」
東都「麻里絵、夏美、本当に良かったわね!! じゃあ、皆でお祝いのザーメンシャワーいくわよ!!」
一同「せ〜の!!!」
シコシコシコシコ…。ドピュッ!! ドピュッ!! ズビュウウッ!!!
参列者がみんなでスカートをまくり上げ、教会の玄関を出てくる2人を特濃ザーメンで祝福する。
浴びせかけられるザーメンの雨に白ブーケとランジェリーをさらに真っ白にしながら歩く霧島と夏美。
2人の歩く先にはバンパーに空き缶をいっぱい結びつけた白のオープンカーが待っている。
霧島は運転席に乗り込むとエンジンをかけた。
ドルッ! ドルルルルル…ッ。
夏美「じゃあ、みんな行くわよ〜! 受け取ってね〜!!」
パッ!!
夏美は被っていた白濁液まみれのブーケを空に向って投げ上げた。
一同「きゃ〜っ!! 私のっ! 私のよ〜っ!!」
花嫁のブーケを受け取った人が次に結婚できるという信仰はふたなりの間でも信じられている。
このブーケの奪い合いがキャットファイトに発展し、それがSEX勝負に持ち込まれそのまま結婚…なんてことが普通にあるのがふたなり社会だ。
まとまるのが早い分、離婚や再婚も早いのが難点だが…。
夏美「ふふふ…っ。私たちの次にゴールインするのは誰かしら?」
霧島「案外、東都課長と寧々あたりが怪しいな! 振られた2人が心の傷口を舐め合ううちにチン○もしゃぶり合っちゃうのさ!!」
夏美「きっとそうかもね、先輩…」
霧島「こらっ!! ダメじゃない夏美、今日からはちゃんと『麻里絵』って呼んでくれなきゃ…」
夏美「ごめんなざい…。ま、麻里絵…」
霧島「そうよ。ご褒美に今夜もたっぷり可愛がってあげるからね!!」
先を争って花嫁のブーケを奪い合う一同を見つめながら、霧島はオープンカーのアクセルをぐっと踏み込んだ。
(これ…本当に現実よね?! 信じてもいいのよねっ?! だってこんなにリアルじゃない!!)
ブロロロロ……ッ!!
スピードを上げたオープンカーは、いつの間にかハイウェイを疾走している。
霧島は心の片隅でしょせん夢なのだと理解しつつも、必死に『これは現実だ』と自分に言い聞かせ、それを信じ込もうとしていた。
夏美といつまでもこうしていたい。この幸せを噛み締めていたい。そんな思いにしがみつく霧島は哀れだった。
ブシュッ。ゴボゴボゴボ…。
培養カプセルの中で霧島は○ンポをギンギンにいきり立たせ、甘美な夢に酔いしれながら射精を繰り返している。
この瞬間、たしかに霧島は幸せだった。
研究員A「ちぇっ! いい気なもんだぜ、こいつ。また射精してやがる。いちいち培養液を交換するこっちの身にもなってみろってんだ!!」
研究員B「ま、しょせんバカなふたなりだからよ、SEXのことしか頭にねぇのさ! 今のうちにせいぜいいい夢見させとけよ。どうせ性犯罪抑止課が発足したら、こいつら寝る暇もなく犯されまくるんだからな!」
霧島の身体の定期チェックをしながら研究員たちがブツブツと愚痴っている。
独身で欲求不満気味の研究員たちにとっては、霧島のナイスボディを観察するのは目の保養だ。
さらに股間に取り付けられた排泄用のチューブを交換する際はこっそり霧島の性器に擦りつけて射精したりするのがこの単調な調整作業の唯一の楽しみなのだった。
ふたなりという浅ましい生き物はしょせん性欲の権化、どこまでいっても性のオモチャでしかないのだ。
第4部 完