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女刑事特殊課
官能リレー小説 - 性転換/フタナリ

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女刑事特殊課 34

…そんな阿鼻叫喚の地獄絵図を見てほくそ笑む人物がいた。
もちろんふたなり犯罪グループのボス・神谷和泉である。
神谷はプレイルームに仕掛けられた隠しカメラと盗聴器でずっと見聞きしていたのである。

神谷「あっはっは! 霧島、お前は本当にバカな女だね!!」

…ボッ。
喜色満面の笑みを浮かべながらタバコに火を点ける。

神谷「…ふ―っ。ヤク中女刑事の変態SMプレイは全部記録させてもらったわ。こんな素敵なビデオを撮らせてくれたお礼に彩花は後で返してあげるよ…。くっくっく!」

そう言う神谷の股間もギンギンで、下ろされたジーンズのチャックの間から飛び出すイチモツはべとべとになっていた。
変態行為を見ながら興奮して自分もオナニーしていたのである。

受付「お客様、お客様。そろそろ時間ですよ?」

大室が気を失っている霧島を揺り起こした。
ゲロ・ザーメン・小便・ウンコ・ビールが一面に飛び散る床は凄まじい異臭を放っており、大室は片手をハンカチで抑えている。

霧島「ううう―ん…。はっ!!」

意識を取り戻した霧島は眼前に広がる光景に愕然とした。

(ドラッグを打ったところまでは覚えているけど…そんなっ!! 私、彩花に一体何したの?!)

糞まみれゲロまみれになって気絶している彩花。ボテ腹と脱肛したお尻をさらけ出している。
霧島は自分のしたとも思えない行為の恐ろしさに言葉が出なかった。

大室「お客様…。ずい分と派手に遊びましたね。漫湖ちゃん、これじゃ当分仕事できませんよ! プレイ料金上乗せして請求させていただきます」
霧島「ああ…。今、50万しか手持ちがないけど…」
大室「仕方ないですねぇ。じゃあ残りはツケにしておきますから、次回多めに持ってきて下さいよ」
霧島「あ、ありがと」

激しくショックを受けている霧島は適当な答えでお茶を濁すのがやっとだった。
それを見てニヤリとした大室は言葉を継いだ。

大室「漫湖ちゃんが大分お気に入りのようですね。次回も予約入れときますか? フィストがお好きみたいだから、次はフィストで強制堕胎プレイなんかどうです?」
霧島「え、ええ。それいいわね。是非お願いするわ…」
大室「じゃあ漫湖ちゃんの体調が戻ったらメールしますよ。それからシャワー浴びていって下さいね。お客様、だいぶ匂いますよ。着替えもお貸ししましょうか」

大室はにこやかに霧島にフォローを入れる。
続いて用心棒が部屋に入ってきて、気絶している彩花を抱え上げた。

夏美「先輩! どうでした?」

マンション近くに停めてあった車で待機していた夏美は乗り込んできた霧島に声をかけた。
しかし霧島の様子がおかしい。手には紙バッグを持ち、黒のハイレグレオタードに身を包んでいる。
これは服を汚してしまった霧島に『ブラック・ローズ』で貸してくれた衣装である。

霧島「彩花が…いたわ」
夏美「ええっ?! で、どうしたんですか?」
霧島「M嬢として…働いていたわ…」
夏美「そんなっ! 早く救い出しましょうよ先輩!!」
霧島「お願い! その話はしないで…っ! 後でゆっくり話すから…。ぐすっ、ぐすっ」

激しい罪の意識に苛まれ、霧島は声を殺して忍び泣いた。
夏美も霧島のただならぬ雰囲気に飲まれ、黙って車を発進させるしかなかった。
ブロロロ…。
深夜のホテル街に排気音が響き、やがて遠ざかっていく。

一方、神谷と大室は電話で次の計画を練っていた。

大室「神谷さん、上手くいきましたね!」
神谷「よくやったわ大室。霧島はまんまとこちらの罠に引っかかってくれた」
大室「あいつらに渡した新型ドラッグは以前の数倍という強力なブツですからね。後の禁断症状もキツイですよ!」
神谷「変態SMプレイに興じるヤク中女刑事の衝撃ビデオはどのタイミングで公表してやろうかしら…フフフッ」
大室「いやはや、神谷さんは恐ろしい人です」

神谷の考える特殊課破滅計画はようやく第一段階を終えたところである。
さらに悶え苦しむ霧島の無様な姿を想像して、神谷は股間を激しく勃起させていた。

(霧島麻里絵…。私の手の平の上で踊る可愛いお人形…。もっともっと苦しめて地獄に堕としてやるからね…!!)

神谷は大室との通話を切ると、別の短縮ボタンを押した。

手下「…はい、もしもし。今日のご命令は何でしょう、神谷さん?」
神谷「機会を見つけて服役中の片桐恵美を始末しろ。いいな? あいつはもう用済みだ」

目的のためなら手段を選ばず、血も涙もない。どこまでも恐ろしい女・神谷であった。

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