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女刑事特殊課
官能リレー小説 - 性転換/フタナリ

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女刑事特殊課 29

第3部 地獄に堕ちた女神たち

翌日の夕方。
夜勤を終えて眠い目をこすりながら帰宅した霧島を待っていたのは衝撃的な光景だった。

霧島「夏美! 夏美ぃぃッ!!」

昨日は気まずく別れたが、夏美は案外けろりとして夕食でも作って自分を待っているのでは…と霧島は思っていた。
しかし霧島を出迎えたのは、昨日の昼まで睦みあったベッドの上で、拘束されてマングリ返しに固められた無残な姿の夏美だったのだ。

誰かにレイプされたのは一目瞭然だった。
そのオ○ンコにはべったりとガムテープが貼られている。

…ベリベリッ。
霧島が無理やりガムテを剥がしてゆく。
腫れ上がった土手から伸びかけのマン毛がちぎれ、ビラビラがひきつれて伸び切った。
そして膣口から異臭とともに大量のザーメンがぷくぷく…と噴出する。
この匂い。自分が放った精液ではない。
犯人は夏美にたっぷり中出しした後でザー汁が逆流しないように封印しておいたのだ。

(酷い…! 誰がこんなことを…)

霧島は思わず目を背けた。

霧島「夏美! しっかりして!!」

急いで拘束を解いて開放し、気絶している夏美に喝を入れる。

霧島「えいっ!!」
夏美「…ううう――ん…。はっ、先輩! 私…私…っ、うわぁぁん!!!」

気がついた夏美は霧島に取りすがって泣きじゃくった。

霧島「泣いてちゃわからないでしょ! 一体何が起きたの?!」
夏美「寧々に…。寧々に無理やり…。ううううっ!!」
霧島「なんですって?!」

霧島は夏美を強く抱きしめながら、怒りに震えている。

(いくら夏美に惚れてるからって逆恨みでこんなことまで…。あの女、許せない!!)

霧島「まず2人で熱いシャワーを浴びましょ? それから軽く食事して、落ち着いたら産婦人科で膣内洗浄してもらお?」
夏美「えぐっ。えぐっ…。先輩、私あんな奴に一杯ザーメン注ぎ込まれて…汚されちゃったよう!!」
霧島「大丈夫! 大丈夫だから!! すぐにお医者さんで診てもらえば妊娠しないわ。安心なさい」

あれから丸一日以上が経過している。
今から病院で膣内洗浄してもらっても間に合うかどうか?
本当は確信が持てないが、こうでも言わなければ泣き止ませられない。
霧島に出来ることは泣きじゃくる夏美をひたすら抱きしめることだけだった。

霧島は夏美を連れて再び『冴木クリニック』に行き、局部の消毒および膣内洗浄を処置してもらった。
淫らなコックリングを嵌めた霧島への冷ややかな対応とは違い、明らかに拘束レイプされたとわかる夏美に対しては医師の冴木真樹子も優しく接してくれた。
しかし、夏美は治療後に冴木クリニックで渡されたアフターピルを飲むことは拒絶した。

夏美「私、先輩の赤ちゃんがどうしても欲しいの…。もし妊娠するとすれば、きっと先にSEXした先輩の子供だもん!!」

泣きながら霧島の腕にしがみつく夏美。霧島にはかける言葉が見つからなかった。
夏美の卵子に取りついて受精させたのは霧島の精子か、それとも寧々の精子か?
妊娠しているかどうか判明するのは排卵日から約2週間後。
そして胎児のDNA鑑定をするには妊娠12週目以降となる。
それまでの間、2人は長く苦しい時間を耐えなければならないのだ…。

※※※※※※※※※※※※※※※※※※※

2日後。再び特殊課オフィス。
東都から全員に緊急ミーティングの招集がかけられたのである。
霧島は真っ先に来て東都を待っていたが、一番最後にオフィスに入ってきた寧々の顔を見るなり突然殴りかかった。

バキッ!!! ドゴッ!!
霧島の拳が寧々の顔面に、間髪入れずみぞおちにも炸裂する。

寧々「げええェェッッ!!」
霧島「あんただけは絶対に許さない!!」

胃液を吐き出して崩れ落ちる寧々。
しかし倒れながらもとっさに霧島に足払いをかけた。

霧島「きゃあっ!!」

後ろに倒れた霧島に今度は寧々がのし掛かる。

倒れた霧島の胸ぐらを掴み上げると後頭部を何度も床に叩きつける。
ガンッ!! ガンッ!! ガンッ!!

寧々「てめー、やってくれるじゃねえかよ!!」
霧島「殺してやる…ッ!!」

それを見つめる夏美や百合はオロオロするばかりである。
2人がもつれ合い激しくにらみ合っているところにようやく東都が駆けつけた。

東都「アンタたち刑事のくせに一体何やってるのよ!! 恥を知りなさい!!」

鋭い怒声が響いた。
その剣幕に気圧されて、2人はようやく身体を離して立ち上がった。

東都「何のための臨時ミーティングだと思ってるの?! 大変なことが起きたのよ!!」

その言葉に一同は静まり返った。

東都「今朝、行方不明中の愛香が保護されたわ…。場所は松原公園内の公衆便所。通報を受けて駆けつけた警官が発見したの」
一同「……………!!!!」
東都「愛香は浮浪者集団から度重なる性的暴行を受けていた。全身36箇所の打撲、会陰部と肛門に裂傷、陰茎折症(いんけいせっしょう・海綿体断裂によるペニス骨折)まで起こしていたそうよ。警察病院に運ばれたけど、意識不明の重体よ」

淡々と話す東都。しかしその身体は怒りに震え、顔は青ざめている。

東都「それに…愛香の血液中からは大量の麻薬成分が検出された。分析したら半年前、私たちが摘発した神谷グループの扱っていた合成麻薬と同一のものだったわ」

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