女刑事特殊課 20
ピューッ!!
強い勢いで吹き出す洗浄液が子宮内を洗い流す。
膣口から溢れ出るザーメン混じりの洗浄液が、どんどん受け皿に溜まってゆく…。
異物感と冷たさと屈辱に霧島は思わず呻いた。
霧島「うぐうううっ!!」
冴木「我慢なさい! あんた自業自得でしょ! 変態プレイばっかやってるからこんなことになるのよ!! これだからふたなり女は…」
事情も知らずに冴木の叱責が飛んだ。
そこには淫乱ビッチへの侮蔑の感情が見え隠れしている。
ぐさぐさと突き刺さる言葉に、霧島は再びむせび泣いた。
しかし興奮したチ○ポはますますビンビンになり、びくんびくんと大きく上下している。
それをまるで汚い物でも見るように顔を背ける看護師。
霧島は恥辱・苦痛・快感…この3つがないまぜになった甘美な感覚に酔う自分を発見していた。
同じ日の午後11時過ぎ。
渋谷区の外れにあるホテル街に、季節外れのコートを着込んだ女が立っていた。
その女は、なんと秋原愛香であった。
サングラスをかけて顔を隠した愛香はしきりに周囲を見回している。
偶然近くを歩いていた酔っぱらいのオヤジは愛香に気づいて近寄ってきた。
オヤジ「お嬢さん、今1人? こんなところで何してるの?」
愛香「…ね、ねぇ、おじさん…。私と一緒に…ホテルに行かない?」
オヤジ「へっ? きみ、まさか美人局じゃないだろうね?」
愛香「そ、そんなのと違うわ。だからねぇ、早く…」
愛香はそっとコートの前を開いた。
コートの下は素っ裸だ。
勃起したチンポがびくんびくんと脈打っている。
オヤジ「うわっ! きみ露出狂なんだ?! 変態ふたなり女め!!」
愛香「そう…私、変態なの! だから…ホテルでいっぱいお仕置きしてぇ…」
オヤジは目を血走らせて愛香の腕を掴んだ。
2人は腕を組んでホテルへと入ってゆく。
愛香がこんなことを始めたのは2週間ほど前からだ。
ある日、突然届いた差出人不明の封筒。
中にはあの日の朝、ホテルから出てきた愛香と美紗の写真が入っていた。
これを見た愛香は顔面蒼白となってブルブル震えだした。
ことが公になれば高校生との淫行で懲戒免職だ。
(どうしよう…? 一体誰がこんな写真を…?!)
封筒の中身を確かめると、手紙も同封されている。
『淫行をバラされたくなかったら我々の言うことをきけ』
手紙にはそう書いてあった。
愛香は頭が真っ白になってしまい、どうしていいかわからない。
プルルルル…!
その時突然、愛香の携帯が鳴り響いた。
神谷『秋原愛香さんですね?』
愛香『あなた誰なの?!』
神谷『そんなことはどうでもいい。この写真を公開されたくなかったら、私の命令を聞くんだ…』
以来、愛香は神谷に言われるままに、行きずりの男女をナンパしてはSEXしているのだ。
最近ではだんだん『変態』と呼ばれることに被虐的な快感を感じていた。
そして翌朝。特殊課内でのミーティング。
東都「秋原!」
愛香「…はい…」
東都「あなた最近たるんでるわよ! いくら現在うちの課が痴漢対策専門係に回されて暇だとはいえ、遅刻や早退が多すぎ! もっとシャンとしなさい、シャンと!!」
愛香「すみません、気をつけます…」
まさか脅迫されていて毎晩ホテル街でSEXさせられているので寝不足なんです、とは口が裂けても言えない。
愛香はうつむいて縮こまった。
東都は今度は霧島に目を向けた。
東都「霧島! それと田端!」
霧島「はいっ!」
夏美「はいっ!」
東都「あなたたちねぇ…。人目もはばからずイチャイチャすんのやめてくれない? 他の課から苦情が来てるのよ! そうでなくとも最近うちの課は評判悪いのに、ますます肩身狭くなっちゃうでしょ! …それで、式はいつ挙げるの?」
霧島「べ、別にそういうつもりじゃ…。いや、これには色々事情がありまして…」
夏美「ええ、私は先輩が良ければいつでも! 課長、仲人をお願いできますか?」
霧島「ばっ、馬鹿っ! 何言ってるのよ!」
夏美「先輩っ! そんなに私と結婚するのが嫌なんですか?!」
霧島「そういう意味じゃなくって…その…」
東都「あ〜もう、勝手にやってなさい! 仲人でも何でもしてあげるから。結婚したらどっちか退職してもらうわよ!」
霧島・夏美「えええっっっ?!?!」
口調はきついが、愛香に向ける厳しさとは違い東都の表情はどこか嬉しそうだった。
それはそうだろう。
霧島を熱い視線で見つめていた夏美を煽って2人がくっつくよう仕向けたのは東都本人なのだから…。
課内に仕掛けた隠しカメラで2人の中出しSEXをさんざん盗撮して自分のズリネタに使っているのだがらタチの悪い上司である。
霧島と夏美が初めて結ばれたあの日も、東都はこっそり追いかけてきて更衣室のドアの隙間から覗いていたのだ。