目の前を談笑しながら通り過ぎる少女を見る。愛らしい童顔には不釣り合いな悩殺ボディー。本人は気付いていないだろうが、男達を刺激してやまないその体は、毎日のオカズとなっている。無知というか天然というか、欲望の視線や行動にも危機感を覚えず、下手をすると彼女自身から無自覚な誘惑がくることもある。そんな彼女の秘密を俺は知ってしまった。彼女の名前は小野原麻美−−ここの教員と結婚しているという秘密を……
何度か話したりさりげなく体を触ったりしても気付かない麻美。しかも異様に感度が良い。
どこを触っても、軽く触れるだけで甘い声をあげる無自覚な麻美。コイツは簡単に犯せる!!そう感じた俺は麻美を俺の性奴隷にする計画を練り始めた。
−−俺の名前は佐藤琢磨。麻美を凌辱しつくし孕ませる男だ。
しかし、麻美を犯す前に痴漢で捕まってしまった。
何とか警察を出た俺。
当たり前だが次はこのようなミスがあってはならない。
まずは、
…………
……………
………………
(……はっ!?)
目が醒めると、そこは教室。教壇には教員が立ち、誰も聞いていない授業を必死になって説明している。
(……やな夢みたな……)
流石に緊張でもしたのか、悪夢を見た琢磨は冷や汗を拭いながら、胸中で溜息を吐く。
(やるまえからビビッてちゃいけないよな。……ようは俺に夢中にしたらいいんだから)
人妻だろうが所詮は高校生。高校生同士の浮気がバレた所で特に痛くはない。誰もが遊び盛・気の迷いと片付ける。世間で高校生は子供としか認識されていないのだから当たり前だ。