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人生の先輩として
官能リレー小説 - 二次創作

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人生の先輩として 6

「ったく、名前を覚える気あるのかよ」
ドレッドも不二子が用意してくれた部屋に移動して、眠りについていた。二人はそれぞれの想いを持ちながら、一緒に暮らしていくことになった。いろいろあった日の次の朝、二人は一緒に朝食を食べていた。ドレッドは朝食を食べ終わると気になっていたことを不二子に質問しようとしていた。
「ねえ……お、お姉さんは何者なんだ。それに、一体どんな仕事をしているんだ……」
「私?私は、峰不二子よ。泥棒だったり、スパイだったりかしら。あなたがいたような組織に潜入したこともあるわよ。所謂、あなたと同類かしらね」
「そ、そんな人が俺を真っ当な人間にさせるって、おかしいじゃん」
「私も乗り気じゃなかったわよ。サハリンからの頼みじゃなければ、引き受けなかったわ」
「サハリンさんとは仲がいいんですか?」
「以前、とある仕事で関わったときにね」
「そうなんだ……」
ドレッドは、不二子に気になったことを聴き終えると、不二子のことをじっと見つめていた。
「そんなにジロジロ見られちゃうと、ちょっと恥ずかしいわね」
「ご、ごめん……なさい。おば……じゃなかった、お姉さんが昨日言ったことは、本気にしていいの?」
ドレッドは思わず不二子を見ながら、呟いてしまっていた。
「私としたいという話かしら?」
「そうです……」
「昨日も言った通り、あなたが組織の事を一切忘れて、関わらないで真っ当な大人になれた時に、それでも私のことが好きだったなら、考えてあげてもいいわよ」
「が、頑張ります」
ドレッドは座りながら、下を向いて拳を握りしめていた。
「そうだわ…これを渡しておくわね」
不二子は引き出しから何かを出すと、ドレッドの前に置いていた。
「携帯電話?」
「私とあなただけの携帯電話よ。何かあったら、電話してきて構わないわ。何があっても、必ず居場所を見つけるし、必ず助けにいくから、安心して……」
「ありがとうございます」
ドレッドは、不二子が置いた携帯電話を受け取って、少し触ってみていた。
「それじゃ、私は用事があるから出かけるわね」
「わかりました。行ってらっしゃい」
不二子は身支度を済ませると、ドレッドに見送られながら出かけていく。不二子はドレッドがかつて居た組織について、調査を開始していた。しかし、なかなか情報が得られずに一日が過ぎていき、自宅に帰宅していた。
「ただいま……」
「おかえりなさい」
不二子が家に上がると、ドレッドがお出迎えをしていた。不二子は帰宅して、ドレッドと夕食を済ませてから、入浴を済ませて、リビングでドレッドと会話をしていた。
「ドレッド、あなたがいた組織はかなりの人数がいるのかしら?」
「それは……わからない……です。俺が知っている限りは、そんなに人数は居なかったから」 
「そう……ありがとう」
不二子は少し考え事をしていた。考え事が終わると、部屋に篭っていた。それから、しばらくして、不二子は部屋から出てきて、リビングのソファーに座る。

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