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詩織=10分の1
官能リレー小説 - 二次創作

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詩織=10分の1 6

賢人は詩織の身体を左手でそっと掴むと顔に近付け、その小さな裸身をジッと見つめる。
「奇麗だぜ、詩織!」
詩織の母の紗織はベテランのエステシャン、賢人の母の粧子は美容整形外科の医師で、詩織と賢人はこの母親たちによって首から下に徹底した永久脱毛を施され、全身の肌を艶やかに磨かれていた。よって、詩織も賢人も、脇や陰部、胸や手足など、体毛は全く見られなかった。

賢人は自分の男根の傍に詩織を下ろした。すると、詩織はその男根に抱きつき、頬擦りした。
「なあ詩織。早く元の身体に戻れるといいな」
「うん!私、早くケンくんと初体験したい」
詩織と賢人は誕生日が同じで、共に18歳になったら一緒に初体験しようと誓っていた。


翌朝、詩織と賢人は登校した。詩織が10分の1サイズの小人になったことは既に学校中に知れ渡っていた。
賢人は教室に入ると、自分の席の隣の机に詩織を下ろした。香澄の配慮で、詩織と賢人の席は隣り同士になっていた。
詩織の席だが、ミニチュアガンで小さくした机と椅子を通常の机の上に置いていた。その机の上に乗った詩織の周りにクラスメイト達が集まった。

「詩織ちゃん、本当に小さくなっちゃったんだ」
「でも、何だか可愛い!」
「お人形みたい!」
スマホやデジカメを手にして近付く者もいる。更に、教室前の廊下も他のクラスの生徒たちで溢れ返った。

そこへ香澄が姿を見せ、
「あなた達、早く教室に戻りなさい」
そう大声で言った。生徒たちは皆それぞれの教室へ戻って行った。賢人たち3年A組の教室でも全員着席した。

香澄が教室に入ると、クラス委員の一声で全員が起立し、礼をした。もちろん詩織も同様に起立、礼をした。
朝のホームルームにて、香澄は詩織が小さくなった事情を話した。
「皆さん、詩織さんのこと、よろしくお願いします」

詩織も賢人もその日の授業を無事に終え、放課後になった。
「香澄先生、詩織のこと、よろしくお願いします」
賢人は香澄に詩織を託し、サッカー部の練習に向かった。
香澄は新体操部の部室へ詩織を連れて行った。そして、詩織はミニチュアガンで縮小されたレオタードに着替えた。

新体操部の練習場では、通常の13メートル四方のマットから少し離れた位置に、10分の1サイズの1.3メートル四方のマットが敷かれていた。

練習場に集まった新体操部員たちは皆、小さくなった詩織を見て、驚きながらも注目する。
「うそぉぉ!これが詩織なの?」
「まるでお人形さんじゃない」
「何だか童話に出てくる妖精みたいで可愛いわ」
彼女たちも詩織が10分の1サイズの小人になったという情報は聞いていたが、小さくなった詩織の姿を実際に見て大変驚いたのだった。

1人の部員が小さな詩織をソッと手に取り、顔に近付けた。彼女は詩織と同じ3年生の朝日奈夕子である。

「夕子ちゃん」
夕子に掴まれ、彼女の名を呼ぶ詩織。
「ふうーん…どうやら本物の詩織に間違いないみたいね!」
夕子は手にした小さな詩織をジッと見つめながら呟いた。

夕子は左手に持っている詩織を見つめながら、レオタード越しに胸、腹、股を右手人差し指で撫でた。
「はあぁんっ…夕子ちゃん、やめてえ……」
夕子に身体を撫でられ、悶える詩織。

「うふふ…やっぱり人形じゃなくて本物の人間ね!可愛いわよ詩織」
夕子は微笑みながら、詩織の小さな身体を指で愛撫する。
「朝日奈さん、やめなさい」
香澄の制止の声に、夕子は指の動きを止めた。そして、詩織を目の前の小さなテーブルの上に置いた。詩織はしゃがみ込み、息を荒げる。

香澄は部員たちに、小さくなっても授業も新体操部の活動も欠かさず出るという詩織の気持ちを伝えた。
「こんな、小さくなっちゃった私だけど、みんな、どうかよろしくお願いね」
そう言って、ペコリと頭を下げる詩織。部員たちは、そんな詩織に感心した。

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