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プリキュアの国の王様
官能リレー小説 - 二次創作

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プリキュアの国の王様 65

……ただし、原作とは異なる点もあった。
原作の【魔人シュトローム】は平民も復讐の対象として、自分の呼びかけに応じなかった者達は容赦なく根絶やしにしていた。しかし、この世界の【オリベイラ・シュトローム】は原作ほど平民を憎んではおらず、生き延びて帝国領を脱出したり、呼びかけに応じて所謂【平民魔人】になった者は原作の何倍もいた。
また、原作のゼストやミリア達の感謝と忠誠は【魔人シュトローム】に向けられていたが、この世界では王様がその対象になっていた。

「いや、お前らを率いて帝国を滅ぼしたのは、オリベイラだろ。俺は、【シュトローム夫妻の主】として挨拶したり、功績のある者を労って誉めて特別ボーナス渡したり、本国からメイジャーランド経由で兵力と物資を送ってもらっただけ、なんだけどな」

復讐を遂げたシュトローム夫妻は同志であるゼスト達と共に、ケンジャノマゴ大陸を離れてオールスタープ国へと移住したのだった。そして、はぐくみ市市長夫妻にして、プリキュアの両親と同じく王様への奉仕者夫婦となった。 

「オリベイラ、アリア、ゼスト、ミリア、そして魔人達、お前らはこれでいいのか?お前らの力量なら、あの大陸の支配階級になれたハズだ。それを蹴ってまで、俺に仕えたがるな……ん……て……」
何も映さなくなったモニターがボヤけて見える。

※※
「……夢か」
王様は目を覚ますと、自分が居間のソファーに寝そべり、美人女医・菱川亮子の膝に頭をのせている事に気づいた。
「あ、王様、ちょうどいいときに起きたわね。内線で、夕食の用意が出来ました、って」
今日の王様当番である美々野くるみが声をかける。
「……わかった。食堂に行こう」
王様は亮子の膝枕から起き上がり、ソファーから立つ。
「王様」
続いて立ち上がった亮子が声をかけてくる。
「王様が困ってるときは、力になりたい。それが普通だと思う者は、プリキュアだけではありません。……貴方が何に悩んでいるのか、無理に話せとは言いません。ですが、話したくなったら、わたしでも、それ以外の者にであっても話してください」

「ありがとう、亮子。取りあえず、今気になるのは……」
「きゃっ!」
王様は亮子に正面から抱きつき、その胸に顔を擦り付けた。
「頭で感じる、亮子の胸の感触だな」
「もう、王様ったら……」
「えーと、食堂に行かないの?」
尤もなツッコミを入れる、くるみであった。

※※
今晩も王様邸宅に泊まる桃園ラブ達と一緒に夕食をとる王様。
「そういや美希、明日の日本での設定は知ってるか?」
「ええ、夕方に知らされたわ」
「俺も帰宅してから知らされた。……その後、衣装合わせになったけどな」
つい数時間前のことを思い出して遠い目になる王様。
「王様は芸能事務所のプロデューサー、あたしと明日の王様当番はタレント、近衛からの護衛がマネージャー、という配役よ」
「……俺とマネージャーは恋人同士でもあり、デート気分で外仕事に出て、2人をくっつけるために尽力したタレント2名から生暖かい目で見られる、か」
食堂がシーンと静まり返る。それを打ち破ったのは、くるみ&かれんからのツッコミであった。
「誰よ、こんな設定を考えたのは?」
「大体、察しがつくわね」

その時、イエス地区の秋元家にて、そこの次女である中学生が、くしゃみをしたらしい。

※※
夕食後、王様は執務室に入り、朝の講習で配布されたプリントや、最近の日本の情勢に目を通す。
「日本は特に大きな異変は無い、か。流石は御子神総理だ」
そして、パソコンから目を離すと、天井を見上げる。
「………………」
「王様?」
「さて、風呂に入って、寝るかな」

それから、王様は入浴を済ませると、寝室のベッドの上で紫色のバジャマ姿のくるみと向かい合う。
「水着、制服、体操服と、色んな服の上から胸を触ったが……」
くるみの乳房を、パジャマの上から優しく揉む。
「あんっ……」
途端、くるみが甘い声を上げる。
「これも良い揉み心地だな」

数十分後…
「あっ、あっ、やあんっ!…はぅっ、はっ、あっ…」
全裸になった王様と、ボタン全開の上着しか身につけていないくるみが、正常位で繋がっている。王様が腰を動かすたびに、くるみが甘いあえぎをあげる。
「あっ、あうっ、あんっ!…やっ、やあっ、やぁんっ!!」
くるみが頭を振ると、紫色の長い髪がバサバサと乱れる。それを色っぽく思った王様は、腰を動かしながら彼女の乳房を揉み、乳首をつまむ。
「あっ、あうっ、あんっ…!」

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