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プリキュアの国の王様
官能リレー小説 - 二次創作

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プリキュアの国の王様 53

「ナイトプール……ワクワクもんだぁ!」
朝日奈みらい(キュアミラクル)はじめ魔法つかいプリキュアの3名
「わっは〜!」
桃園ラブ(キュアピーチ)はじめフレッシュプリキュアの4名
その他に、相田マナ(キュアハート)、春野はるか(キュアフローラ)、琴爪ゆかり(キュアマカロン)
以上の10名とくるみでグループを形成し、この日の夕方、王様に連れられて、ハグット地区はぐくみ市のびのび町の、町内トプールにやってきた。
「よし、建物に入ったら町内会長さんに挨拶するぞ」
「は〜い」
12人は、両脇に戦車が鎮座するナイトプール会場に何の違和感も無く入っていった。

王様とみらい達が建物に入ると、二人の人物が出迎えに来た。
「お久し振りで御座います王様、王様当番の皆様がた。此度も王様を御迎え出来た事、光栄に存じます」
「うん、今年も世話になるよ、町内会長さん」
「よろしくお願いしまーす!」×11
一人は、このナイトプールの主催者でもある、のびのび町の町内会長。そして、もう一人は……。
「なぎさ、いや、美墨大尉。警備責任者として頼りにしてるぞ」
「はっ、お任せを!」
中学生やプリキュアではなく、オールスタープ軍大尉にして近衛中隊・主席補佐官として軍服を着込み、ビシッと敬礼する、美墨なぎさ。ちなみに、軍服はプール警備仕様の半袖・半ズボンとなっている。
「王様、メップルを忘れてもらっては困るメポ〜」
「おお、すまん。頼りにしてるぞ、メップル」
出迎えに来たのは3人だった。

「王様、今回の入場チケットを福引きで当てた14人は、既にプールに入っています」
「運の良い人達だ。その幸運を分けてもらうとするか」
「陛下、会場の周囲には第1小隊の重装歩兵と第2小隊の戦車を、上空には第3小隊を、内部には第4小隊の軽装歩兵を配置しています」
「例年どおり、しっかりした警備だな」
「今年は、ケンジャノマゴ大陸から移住してきた魔人達もいるから、例年以上メポ」
「ウグッ、そ、そうか」
黒歴史の1つである大陸名に、内心を抉られる王様であった。

それから、王様専用の更衣室でトランクス水着に着替えた王様は、隣の王様当番専用更衣室で水着に着替えたみらい達と合流し、プールに向かった。
「一緒に着替えてもよかったのに」
「わたしたちの裸なんて見慣れてるのに、変なところでウブな王様ね」
「そういうギャップが魅力なんだよ」
……魔法プリ3名の会話には、聴こえないふりをしながら。

※※
福引きで今回の特別チケットを当てた水着姿の14人が、ある者はプールに入り、ある者は用意されたビュッフェ形式の夕食に舌づつみを打ち、ある者はデッキチェアで寛いでいると、王様と13人の美少女が水着の上にパーカーを羽織った姿で現れた。
え、11人の美少女じゃないのかって?それは……
「ナイトプール、シャル〜」
「華やかな匂いがするモフ」
マナのパートナー妖精シャルルと、みらい&リコのパートナー妖精モフルンが人間モードになってるからである!
「お待ちしていました、王様、皆さま方」
「町内会長さん、去年よりも華やかに、それでいて品が失われていないプールになってるようだな」
「はい、王様が政府に働きかけたおかげで国から予算が出るようになり、元々おシャンだったプールが、一層おシャンになりました。……が、今年は格別です」
「ほお?」
「新しい市長が、はぐくみ市からも予算が出るようにしてくださいました。それで福引きを開く範囲を、はぐくみ市のみならず、その周辺市町村にも広げたら、地域経済が活性化し、その御礼として会場の飾りやら食品やらが届きまして……」
「それは良かった」
「あれほどの手腕の持ち主を臣従させ、異世界から連れて帰り、市長に抜擢するとは、さすが王様です!」
「さすがとは、新たな予算や御礼の品々を使いこなして、おシャンなプールを築いた、あんた達のびのび町民にも言えることだろ」
「いやー、光栄ですな。それでは、おシャンな夜をお楽しみください」
町内会長が去っていくと、王様はポツリと呟く。
「さすが王様、か……」
「王様?」
呟きが聞こえたマナが、どこか心配そうに声をかける。
「何でもない。それよりも、ナイトプール……」
「盛り上がってこ〜!」×13
パーカーを脱ぎ捨て、水着姿になるとプールに飛び込むマナ達。
「……って、脱いだバーカーはカゴに入れろよ!あと、プールに入る前の準備体操は?」
「体操なら、着替えた直後に済ませたよ」
「なら良い……のか?」
みらいからの返事に首を傾げながら、王様専用ポーチからカゴを取り出し、パーカー13人分を回収する王様であった。

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