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プリキュアの国の王様
官能リレー小説 - 二次創作

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プリキュアの国の王様 6


ぐったりしたあゆみの身体を拭き、そのままベッドに寝かせて毛布をかけてやると、王様は相田夫婦の寝室を後にした。アコの時とは違い、最初からベッドの上でヤれば、事後にベッドまで運んでやる必要はない!!…当たり前のことだけど。
寝室のドアの近くで待っていたゆかりと一緒に接客スペースへ戻ると…。
「3枚交換!」
「1枚交換じゃ」
健太郎がとある老人と、トランプでポーカー勝負をしていた。
「宗吉さん、何時の間に帰ってたんだ?」
その老人こそ、この店の先代店長で、あゆみの父親で、健太郎の舅(しゅうと)、そして、マナの祖父の板東宗吉である。
「なぜ、ポーカー勝負?」
「前に盛大に口喧嘩してて、あゆみさんが板挟みになって困ってたから、ついカッとなってSEKKYOした。今となっては反省している」
「…反省することないでしょ。あゆみさんのいないところで、静かに喧嘩するようになったのだから」
ゆかりにそう言われて、なんだか良いことをした気になった王様だが、この店での用は済んだので、カード片手に睨み会う男たちに声をかける。
「あのー、精算お願いします」
「王様!?…はいっ、ただちに!!」
手に持ってたカードをテーブルの上に放ると、健太郎は即座にレジへと動いた。宗吉は表になった健太郎のカードを見て呟いた。
「…負けるところじゃった」
軽食の精算を終えると、王様は健太郎と宗吉に声をかけた。
「お二人とも、料理とあゆみさん、ごちそうさまでした。いやあ、夫公認で手を出せる人妻は究極の美味しさだ」
そして、ゆかりと一緒に店を出た。
「前にマナとあゆみをまとめて抱いたとき、母娘丼は究極、って言ってたような…」
「マナと六花ちゃんを抱いたときは、親友丼こそ究極、じゃったな」
「…お義父さん、王様の言う【究極】って幾つあるんでしょうね?」
「……さあな」
※※
「王様、オヤツ時は終わったけど、夕飯時まで、少し間があるわ」
「そうか。次は…」

・ドキドキ地区の西隣にある、第7地区こと「スマイル地区」に行ってセックスする

・東隣にある第9地区こと「ハピネスチャージ地区」に行ってセックスする

・セックスせず、この地区とハピネスチャージ地区を見て回ってから帰宅する

・先ほど行かなかった、公立中学、私立中学、菱川家、アジト、トランプ共和国のどれかに行ってセックスする

王様は4つ…いや、正確には8つの選択肢を考えた。
「ゆかりは、どれがオススメなんだ?」
「3番目の、セックスせずに帰宅コースよ。王様は昨日までのヤり過ぎで疲れが溜まってるから…」
「そんなに疲れて見えるか?」
「ええ、アコが変身するプリキュアを間違えるほどだもの」
「それは」
「王様、あなたがより多くのプレージャルを発生させようと、セックスに励むのは悪くないわ。性的な快楽から出来るプレージャルは、他の快楽の10倍以上、時として万倍にもなるのだから」
「だったら」
「けどね、セックスし過ぎて疲れを溜め込み、それでも義務感でセックスをしようとするのは、悦びある快楽じゃないわ。痛みを背負った苦役よ!」
自分の思うところを言いきったゆかりはひと息つく。
「そういわれると、昨日は、夜になぎさとゆっくりセックスするまで、あまり楽しくなかったな…」
「王様、今は休みましょう。夜のため、明日のために」
「そうだな。そうしよう」
こうして、王様は夕方までの時間をドキドキ地区とハピネスチャージ地区で、セックス抜きの見回りをやることにした。
※※
ドキドキ地区では特に変わったことは無く、王様専用車は『ハピネスチャージプリキュア!』の登場人物たちが暮らす、ハピネスチャージ地区に入る。すると、空き倉庫らしき小さな建物に少年一人と少女二人が入っていくのを見た。
少年は、相良誠司。ハピネスチャージプリキュアのサポート役である。少女の一人は、愛乃めぐみ。キュアラブリーに変身する者である。そして、このふたりは恋人同士だ。
残りの一人は…。
「ふたりと一緒にいるのは、はるかね」
「誠司とめぐみが制服姿なのに、はるかだけ私服ってことは、今日はノーブル学園は休みかなのか?」
ゆかりと王様の言う通り、もう一人の少女は、春野はるか。隣にある第10地区こと「プリンセス地区」の住民で、キュアフローラに変身する者だ。そして、ホープキングダムのカナタ王子の婚約者でもある。
「誠司とめぐみが二人きりで、もしくははるか一人だけで空き倉庫に入るんなら、察しはつくのだけどな」
「なんなら、覗いてみる?」
「そうだな…」

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