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プリキュアの国の王様
官能リレー小説 - 二次創作

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プリキュアの国の王様 50

元いた世界のアニメで描かれた結末は、決して悪くはなかった。そう、悪くはなかったのだが、当時の王様には何処か納得いかない結末だった。
ゆえに、この世界でラブ達から話を聞き、実際にラビリンスを訪れて代表を務めるノーザを見て、彼女自身からも話を聞いて驚いた。
アニメ放映当時、自分が予想して外した展開が、この世界では過去に起きた事実であること。
ノーザの性格が少し変わってて、自分が思い描いた「きれいなノーザ」になっていること。
これらが目の前の現実ということに、王様は非常に驚いた。
「どこまで俺に都合よく出来てるん……だ、ろ、う、なっ……ぐぐっ!」
急に息苦しくなり、王様は思わず目を閉じた。
そして、目を開けると……。

「んっ、んんっ、んんっ……」
きららが自分に深いキスをしていた。
「んんぅっ、……んっ、ぷはぁっ!あ、おはよう、王様」 
「おはよう……って、何をやってるんだ?」
この世界に来てからというもの、口内で舌を絡めあい、今のように自分と相手の口と口に唾液の橋をつくるキスなど毎日のようにしている王様だが、寝ているときにされるのは初めて……というわけではないが滅多にないことだ。
「何って、目覚ましのアラームが鳴っても起きないから、起こしてあげたんじゃん」
チラリと目覚まし時計の時刻を見て、王様は納得した。
「そうか。ありがとう」
「どういたしまして。んじゃ、ご褒美もらうね」
きららは上半身を起こすと、既に王様の肉棒を収めている腰を激しく動かす。
「あっ…ああっ、いいっ!!すごいっ、いいっ」
この後、めちゃくちゃ騎乗位セックスした。

※※
起き抜けの性交を終えた王様は床から寝間着を拾って身につけ、使用人たちを呼び出すとベッドの上でぐったりしたきららの世話を任せ、自分は寝室を出た。浴室でシャワーを浴び、部屋着に着替えると居間で朝食をとる。
朝食を終えて少したつと、制服姿のきららが、一人で居間に入ってきた。
「今日の担当はどうしたんだ?」
「今日は外務省で交代するのよ。その方が引き継ぎもゆっくりできるし」
「そうか」

きららを連れて執務室に入り、朝に届いた報告書や新聞に目を通す。
(現政権の支持率が大きく低下してるのは、ラビリンス、メイジャーランド、トランプ共和国、ブルースカイ王国、ホープキングダム、魔法界の6か国か)
すると内線で、ラブ達の外務省に行く準備が出来たと知らされ、自分も外出着に着替えたりと支度し、きららと一緒に王様専用車の車庫に向かう。

※※
朝8時半、外務省のとある一室に、王様と随行員に選ばれた者達が集まった。
「王様、それに皆さんも、よく集まってくれました」
さつきは講師役として壇上に立ち、スクリーンを背景に挨拶する。王様や他の随行員は、長机とパイプ椅子による座席について、それを聞く。
部屋の一番後ろには、きららと交代した今日の王様当番である美々野くるみが、パイプ椅子に座って控えている。
「今回は訪問先の国々についてまとめたDVDを見てもらいます。まずは、ラビリンスから……」
さつきが機械を操作すると、スクリーンに映像が写る。
それから、ラビリンスについての映像を1時間視聴し、10分間休憩し、魔法界についての映像を1時間視聴する。
「魔法界に行くのも久しぶりね……」
かつてのバッドエンド王国女幹部で、現在はオールスタープ国の魔法研究者のマジョリーナがポツリと呟く。ちなみに、今の彼女は「マジョリーナ・タイム」での若い姿がデフォルトとなっている。
また10分間の休憩を経て、今度はメイジャーランドについての映像を見る。
『メイジャーランドの国土はメイジャー大陸全土を占めており……』
そして、後半に入った。
『近年になって、メイジャー大陸から東の方にて他の大陸が見つかりました』
「そういえば、あの大陸はウルフルン……大尉が発見したんだっけ」
「ウルッフフ、そうだぜ」
なおからの指摘に気分よく返事するウルフルン。

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