「美翔さんも凄い乱れようね…。あ、キャンバスのフチを掴みだしたわ」
よし美は王様と舞のセックスを録画撮影している。
彼女の言う通り、王様に後ろから突かれる舞が手を付き、掴みだしたのは、絵を描くときに使うキャンバスである。
「あぐっ、あっ、ああんっ…せっ、セックスの小道具にっ、キャンバスをっ、使うなんてぇぇ…!!」
「興奮するだろ」
舞に述べた通り、王様は美術室ならではの備品であるキャンバスを使ったセックスに興奮を高めている。周りを見ると、画材に彫像と、いつもの空き教室とは違う、美術室にいる実感が出てくる。
「ぐっ、くっ!」
「やっ、やっ、やぁぁああああんっ!!」
王様は激しい勢いで、精液を舞の中に注いでいった。

※※
王様は後始末を終え、れいかに舞を姫抱っこさせると、よし美を連れて専用車に戻り、中学校を後にした。
舞を美翔家に送り届けるとスプラッシュスター地区を出て、よし美をマックスハート地区の自宅に送り届け、自分の家…王様邸宅に帰ってきた。れいかを連れて。
執務室でシロップに連絡をとり、朝に配達を任せた手紙が３カ国のトップ…ラビリンスのノーザ、魔法界の校長、メイジャーランドの国王夫妻に届いたが、返事はまだだと確認した。
それから、れいかと一緒に夕食をとり、別々に入浴した。
風呂からあがって寝間着を着ると、寝室のベッドの上で、パジャマ姿のれいかと向かい合う。
「今日の学校でのセックスは、れいかのおかげで刺激的なものになったな」
「ありがとうございます。わたくしだけでなく、よし美先生のおかげでもありますよ」
「今晩、彼女は夫と盛り上がってるだろうな。俺たちも…」
「はい…」
王様はれいかの顎を掴むと、その唇に自分のそれを重ね合わせた。

数十分後…
「あっ、あっ、やあんっ!…はぅっ、はっ、あっ…」
全裸になった王様とれいかが、正常位で繋がっている。王様が腰を動かすたびに、れいかが甘いあえぎをあげる。
「あっ、あうっ、あんっ!…やっ、やあっ、やぁんっ!!」
れいかが頭を振ると、長い黒髪がバサバサと乱れる。それを色っぽく思った王様は、腰を動かしながら彼女の乳房を揉み、乳首をつまむ。
「あっ、あうっ、あんっ…!」
乳房から手を離すとれいかが背中に腕を回し、抱きついてきた。王様の射精感が一気に高まる。そして、
「ぐっ!!」
「ああっ……あうっ、あっ、あああああっ!!」
れいかの中に王様の肉棒から精液が放出された。


※※
翌朝、王様はれいかと起き抜けのセックスをしていた。
「あぅんっ!あっ、あっ、ああっ…」
れいかと後背位で繋がる王様。昨日と同じく乱れる黒髪を、別視点から見ることで興奮する。そして、
「はぁっ…あっ、あっ、あああああっ!!」
れいかの中に、王様の朝一番の濃い精液が放出された。

起き抜けの性交を終えた王様は床から寝間着を拾って身につけ、使用人たちを呼び出すとベッドの上でぐったりしたれいかの世話を任せ、自分は寝室を出た。浴室でシャワーを浴び、部屋着に着替えると居間で朝食をとる。
朝食を終えて少したつと、制服姿の少女が二人、居間に入ってきた。一人はれいか。もう一人は円レジーナ。プリキュアではないが、王様当番に名を連ねる者でもある。
「れいか、昨日からの当番、お疲れさん」
「いえ、王様に悦んでいただき、光栄です」
「今日の担当は、レジーナか」
「よろしくね、王様!」

アニメだと「大貝第一中学校に通っている」こと以外は曖昧だったが、この世界で実体化されたレジーナは、「パパ」である元トランプ国王と共に、プロトジコチュー封印後は円（まどか）家に引き取られた事になっている。
つまり、この世界における円家の家族構成は、

祖母…茉莉
父…元トランプ国王
長女…マリー・アンジュ
（愛称はアン。ジョナサンに嫁いで、トランプ共和国に在住）
次女…レジーナ
三女…亜久里
長女の娘…アイちゃん
（アンと一緒にトランプ共和国在住）

となっている。
ちなみに、レジーナは中学一年生で、同学年の早乙女純といい雰囲気らしい（マナ談）。