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プリキュアの国の王様
官能リレー小説 - 二次創作

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プリキュアの国の王様 15

絶頂を迎えてから、ことはは少しぐったりしていたが、うららが鞄から取り出したペットボトルのお茶とお菓子を見ると復活し、体操服を着直す。そして、3つの机をくっつけると、3人でちょっとしたお茶会を始める。
「はー、王様、久しぶりに魔法界に泊まりに来てくれるんだー。校長先生たちも喜ぶよ」
「こちらも向こうも色々な準備があるから、直ぐってわけにはいかないけどな」
「絶対、泊まりに来てね。そうしたら、みんなで…」
「みんなで?」
「酒池肉林してあげるよぉー」
(この言い回しも、ギャップからの魅力…なのか?)

※※
少しして、王様とうららは専用車の中に戻った。
「夕方までに、あと1つは回れるな。帰りが遅くなるから、魔法界は止めとこう。ここと隣接してるのは…」
西の方には昨日行ったドキドキ地区が、東の方には第12地区こと「アラモード地区」が、此処マホーツカイ地区と隣接している。
「アラモード地区といえば、そろそろ、キラパティと、シエルさんのお店が開店する頃ですね」
「そうだな」
うららのアドバイスで、王様は選択肢を3つ立てる。
宇佐美いちか(キュアホイップ)達がいるキラパティか、
キラ星シエル(キュアパルフェ)達の店か、
ゲゲゲの森か…。
「よし、今日はシエルの店で最後だ」
そうして、アラモード地区のシエルの店に着き店内に入る。
「いらっしゃいませー!王様」
かつては「ノワールのしもべ」の一人で、今はシエルの店の住みこみ店員となったビブリーが挨拶をして来た。
元気よく深々とお辞儀するビブリー。アニメ作中ではダメ出しをくらったこともあったが、(彼女の感覚では)エリシオとの出入口決戦から何年も経った今では、しっかりとした対応だ。
店内は開店したばかりということもあり、客で賑わっていた。するとカウンターから、中学生にしてこの店の店主で、実は人の姿をした妖精であるキラ星シエルが声をかける。
「王様いらっしゃいませ。今日はスイーツですか?それとも…」
シエルは笑みを浮かべて話す。ここやキラパティで王様がスイーツ以外の事をする。それは当然ながら、シエルあるいはビブリーとのセックスだ。
シエルの隣に立っている少年バティシエ…彼女の双子の弟で、同じく人の姿をした妖精である黒樹リオや、店内の客達は固唾を飲んで王様に注目する。
リオはともかく、客達はシエルがプリキュアであることや、ビブリーが怪物を使役するテロリストだったことを知らない。しかし、二人が王様の寵愛を受ける王様当番であることは知っている。
今回も、この二人のどちらかが選ばれるのか?それとも、自分に声がかかるのか?
女性客はもとより、「自分の連れが選ばれれば光栄だ」と男性客も淡い期待を込めて王様を見る。
「…じゃあ、ビブリーを」
静まり返った店内に、王様からの注文が響く。
「はい、承りました。どこで召し上がられますか?」
「そうだな…。お前らの居間を借してもらおう」
「はーい。王様、よろしくね」
分かりきっていたことだが、自分や連れが選ばれなかったことにガクッとする客達。
「うらら、ビブリーが抜けてる間は、店を手伝ってくれ」
「はい、わかりました!」
ここに至って、客達は王様の隣に彼女が…人気アイドルでもある春日野うららがいることに気づいた。うららから接客を受けられることを知ると、客達は先ほどまでの賑わいを取り戻した。

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